シキボウは１１年３月期も増益基調継続、機能素材と賃貸事業がけん引

　シキボウは７日前場引け後、１０年３月期の連結決算と１１年３月期の見通しを発表。１０年３月期は、衣料・生活素材、産業素材の伸び悩みから、売上高は前期比１１．８％減の４２５億９２００万円にとどまったものの、営業利益は高付加価値のメディカル分野の抗菌、抗ウイルスなどの高機能素材が伸びたほか、不動産・サービス部門の賃貸事業の進展などから、営業利益は同９．３％増の２４億５２００万円、純利益も同６７．６％増の３億５１００万円と増益を達成した。

　１１年３月期も高機能素材と賃貸事業が業績をけん引する見通し。年間で売上高４３０億円（前期比１％増）、営業利益２６億円（同６％増）、純利益８億円（同２．２７倍）となる予想だ。

　午後１時７分時点の株価は７円安の１３５円。（高野龍一）



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

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