カワサキが年初来高値を更新、２２年８月期業績及び配当予想を上方修正

　カワサキ<3045.T>が続伸し年初来高値を更新している。１３日の取引終了後、２２年８月期の単独業績予想について、最終利益を１億７３００万円から８億２２００万円（前期比７３．０％増）へ上方修正し、あわせて期末配当予想を２０円から３０円（年５０円）へ引き上げたことが好感されている。

　賃貸・倉庫事業でカワサキ天理倉庫を売却したことにより、固定資産売却益約９億７００万円を計上することが要因としている。なお、売上高は１５億１０００万円から１５億３５００万円（同２．４％増）へ上方修正したものの、営業利益は２億５０００万円（同１９．８％減）の従来見通しを据え置いている。

　同時に発表した第２四半期累計（２１年９月～２２年２月）決算は、売上高８億９００万円（前年同期比３．６％増）、営業利益１億７６００万円（同５．７％増）、純利益１億６４００万円（同５８．２％減）だった。服飾事業が計画を上回り、営業利益は従来予想の１億３７００万円をやや上回って着地した。

出所：MINKABU PRESS