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パシフィックネットのニュース
パシフィックネット<3021>は12日、2021年5月期第1四半期(20年6月-8月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比2.3%増の11.65億円、営業利益が同15.9%増の1.50億円、経常利益が同16.9%増の1.51億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同22.8%増の1.01億円となった。
従来から進めてきた事業構造改革が奏功し、ストック収益中心であるITサブスクリプション事業の大幅な伸びが、コロナ禍の影響を受けたフロー収益のマイナスをカバーした。
この結果、1Qとして過去最高の売上高・各利益となり、さらに四半期業績としても過去最高の営業利益となった。
ITサブスクリプション事業の売上高は前年同期比49.1%増の6.91億円、セグメント利益は同201.8%増の1.21億円となった。前期の好調なサブスク受注が、今期の中長期サブスクリプション売上高を底上げするとともに、テレワーク需要を中心とした短期レンタルがさらに収益を押し上げた。今期のサブスクリプション商談はコロナ禍で長期化傾向だが、9月末からは回復傾向にあり、今後さらに事業拡大は見込めそう。コスト面では事業拡大に向けた戦略投資を継続したが、事業拡大がコストをカバーした結果、全体の収益性も飛躍的に向上した。
ITAD事業はコロナ禍の影響から、売上高は前年同期比20.9%減の4.30億円、セグメント利益は同5.5%減の1.39億円となった。使用済みIT機器の引取回収はコロナ禍による排出遅延の影響で前年比減少し、これによりリユース商材が減少し、減収要因となった。
一方、データ消去の受注は2019年12月の他社によるハードディスク転売事件を契機として引き続き急増、さらにテクニカルセンターの生産性及び在庫回転率の向上などの効率向上の効果により、利益率は向上し、減益幅は最小限にとどめた。なお、第2四半期から回復傾向にあり、第2四半期以降のITAD事業の業績は拡大する見込み。
コミュニケーション・デバイス事業は、大打撃を受けている観光需要の影響から、売上高は前年同期比68.4%減の0.42億円、セグメント利益は同98.4%減の0.8百万円となったが、
withコロナを見据えた大型受注により黒字は確保。足元では、日本旅行業協会が、感染防止のために観光ツアーにはガイドレシーバーを付帯することをガイドライン化し、市場シェア90%以上であるイヤホンガイド(R)の問い合わせは急増。これまで、海外旅行での活用が主だったが、国内ツアーでの活用が進むと、新たな市場創造となる。Go To キャンペーンの追い風もあり、9月から国内観光ツアーは急増、売上は回復基調に。
現在、計画を上回って推移しているが、コロナ禍の不確実性、景気低迷の長期化可能性を重視し、2021年5月期の連結業績予想については、売上高が前期比9.5%増の50.00億円、営業利益が同20.8%増の5.00億円、経常利益が同22.4%増の5.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同14.0%増の3.30億円とする期初計画を据え置いている。
ただし、第2四半期以降は、ITADの回復により業績はさらに拡大する見通し。第2四半期の業績予想は、正確な予測が可能となり次第開示する予定。
<ST>
従来から進めてきた事業構造改革が奏功し、ストック収益中心であるITサブスクリプション事業の大幅な伸びが、コロナ禍の影響を受けたフロー収益のマイナスをカバーした。
この結果、1Qとして過去最高の売上高・各利益となり、さらに四半期業績としても過去最高の営業利益となった。
ITサブスクリプション事業の売上高は前年同期比49.1%増の6.91億円、セグメント利益は同201.8%増の1.21億円となった。前期の好調なサブスク受注が、今期の中長期サブスクリプション売上高を底上げするとともに、テレワーク需要を中心とした短期レンタルがさらに収益を押し上げた。今期のサブスクリプション商談はコロナ禍で長期化傾向だが、9月末からは回復傾向にあり、今後さらに事業拡大は見込めそう。コスト面では事業拡大に向けた戦略投資を継続したが、事業拡大がコストをカバーした結果、全体の収益性も飛躍的に向上した。
ITAD事業はコロナ禍の影響から、売上高は前年同期比20.9%減の4.30億円、セグメント利益は同5.5%減の1.39億円となった。使用済みIT機器の引取回収はコロナ禍による排出遅延の影響で前年比減少し、これによりリユース商材が減少し、減収要因となった。
一方、データ消去の受注は2019年12月の他社によるハードディスク転売事件を契機として引き続き急増、さらにテクニカルセンターの生産性及び在庫回転率の向上などの効率向上の効果により、利益率は向上し、減益幅は最小限にとどめた。なお、第2四半期から回復傾向にあり、第2四半期以降のITAD事業の業績は拡大する見込み。
コミュニケーション・デバイス事業は、大打撃を受けている観光需要の影響から、売上高は前年同期比68.4%減の0.42億円、セグメント利益は同98.4%減の0.8百万円となったが、
withコロナを見据えた大型受注により黒字は確保。足元では、日本旅行業協会が、感染防止のために観光ツアーにはガイドレシーバーを付帯することをガイドライン化し、市場シェア90%以上であるイヤホンガイド(R)の問い合わせは急増。これまで、海外旅行での活用が主だったが、国内ツアーでの活用が進むと、新たな市場創造となる。Go To キャンペーンの追い風もあり、9月から国内観光ツアーは急増、売上は回復基調に。
現在、計画を上回って推移しているが、コロナ禍の不確実性、景気低迷の長期化可能性を重視し、2021年5月期の連結業績予想については、売上高が前期比9.5%増の50.00億円、営業利益が同20.8%増の5.00億円、経常利益が同22.4%増の5.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同14.0%増の3.30億円とする期初計画を据え置いている。
ただし、第2四半期以降は、ITADの回復により業績はさらに拡大する見通し。第2四半期の業績予想は、正確な予測が可能となり次第開示する予定。
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