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RIZAPグループのニュース
*14:57JST RIZAP-G Research Memo(7):2024年3月期第1四半期は、増収となるも損失計上
■業績動向
1. 2023年3月期通期の業績概要
RIZAPグループ<2928>の2023年3月期の売上収益は160,519百万円(前期比0.3%減)、営業損失4,505百万円(前期は5,816百万円の利益)、税引前当期損失6,641百万円(前期は4,190百万円の利益)、親会社に帰属する当期損失12,733百万円(前期は2,131百万円の利益)と売上収益は前期並み、新規事業への積極投資により大幅減益となった。
売上収益に関しては、新規事業のchocoZAP事業の増収(3,757百万円増)や既存事業の増収(3,867百万円増)があった一方で、REXT等の小売店の閉店に伴う減収(1,769百万円減)や既存事業の減収(6,338百万円減)もあり、前期並みとなった。営業利益に関しては、chocoZAP事業への先行投資(7,737百万円減)の影響が最も大きく、さらに店舗改革による業態転換費用・減損(1,548百万円減)、円安の影響により原価率が悪化するなど既存事業の減益(1,036百万円減)などが全社の減益に影響した。
ヘルスケア・美容事業セグメントでは、戦略投資を行ってきたchocoZAPの店舗網は期初の16店から期末に479店(当初計画は300店)に拡大し、期末の会員数で35万名を超え、想定以上の成果を上げた。既存のボディメイク事業においては、新たに導入したサブスク型(生涯型)ビジネスモデルへの転換により会員の継続率及びLTV(顧客1人当たりの生涯売上)が上昇した。MRKホールディングス<9980>では、婦人下着及びその関連事業をはじめとして好調に推移し、増収増益となった。ライフスタイル事業セグメントのREXTでは、エンターテインメント事業においてトレーディングカード専門店への業態転換を行うなど構造改革を進めたものの、巣ごもり需要の減少の影響を受けたことで減収減益となった。リユース事業においては、収益効率及び顧客体験の向上、商品力の強化を行うなどにより減収増益となった。このほかアパレル事業や雑貨事業においても消費低迷や顧客の購買志向の変化等に対策を講じたものの、施策への投資の影響により減収減益となった。BRUNO<3140>は、アウトドア関連やトラベル関連が好調だったものの、主力のキッチン家電が家中需要の落ち着きを背景に減収となった。夢展望<3185>では、販売価格引き上げやトイ事業の貢献などにより増収減益となった。
2. 2024年3月期第1四半期の業績概要
2024年3月期第1四半期の売上収益は38,725百万円(前年同期比2.6%増)、営業損失2,864百万円(前期は286百万円の損失)、税引前四半期損失3,384百万円(前期は593百万円の損失)、親会社に帰属する四半期損失3,325百万円(前期は862百万円の損失)と中期経営計画のとおりに積極投資を行っている。
RIZAP関連事業では、2022年9月より新規事業「chocoZAP」を本格展開しており、第1四半期においても大きく進捗した。店舗数は月間約80店の出店ペースで増えており、2023年6月末には720店に達した。会員数も順調に伸びており、2023年6月末時点の会員数は55万名超、8月中旬には80万名を突破し、ブランド開始から約1年で国内フィットネスジムにおいて日本一の会員数を達成した。この会員数は年商ベースでは約290億円規模に相当する。chocoZAP事業の業績への影響により、ヘルスケア・美容事業セグメントの売上収益は12,792百万円(前年同期比 31.0%増)、営業損失は3,016百万円(前年同期は778百万円の損失)となった。なお、ライフスタイル事業セグメント、インベストメント事業セグメントともに減収減益となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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1. 2023年3月期通期の業績概要
RIZAPグループ<2928>の2023年3月期の売上収益は160,519百万円(前期比0.3%減)、営業損失4,505百万円(前期は5,816百万円の利益)、税引前当期損失6,641百万円(前期は4,190百万円の利益)、親会社に帰属する当期損失12,733百万円(前期は2,131百万円の利益)と売上収益は前期並み、新規事業への積極投資により大幅減益となった。
売上収益に関しては、新規事業のchocoZAP事業の増収(3,757百万円増)や既存事業の増収(3,867百万円増)があった一方で、REXT等の小売店の閉店に伴う減収(1,769百万円減)や既存事業の減収(6,338百万円減)もあり、前期並みとなった。営業利益に関しては、chocoZAP事業への先行投資(7,737百万円減)の影響が最も大きく、さらに店舗改革による業態転換費用・減損(1,548百万円減)、円安の影響により原価率が悪化するなど既存事業の減益(1,036百万円減)などが全社の減益に影響した。
ヘルスケア・美容事業セグメントでは、戦略投資を行ってきたchocoZAPの店舗網は期初の16店から期末に479店(当初計画は300店)に拡大し、期末の会員数で35万名を超え、想定以上の成果を上げた。既存のボディメイク事業においては、新たに導入したサブスク型(生涯型)ビジネスモデルへの転換により会員の継続率及びLTV(顧客1人当たりの生涯売上)が上昇した。MRKホールディングス<9980>では、婦人下着及びその関連事業をはじめとして好調に推移し、増収増益となった。ライフスタイル事業セグメントのREXTでは、エンターテインメント事業においてトレーディングカード専門店への業態転換を行うなど構造改革を進めたものの、巣ごもり需要の減少の影響を受けたことで減収減益となった。リユース事業においては、収益効率及び顧客体験の向上、商品力の強化を行うなどにより減収増益となった。このほかアパレル事業や雑貨事業においても消費低迷や顧客の購買志向の変化等に対策を講じたものの、施策への投資の影響により減収減益となった。BRUNO<3140>は、アウトドア関連やトラベル関連が好調だったものの、主力のキッチン家電が家中需要の落ち着きを背景に減収となった。夢展望<3185>では、販売価格引き上げやトイ事業の貢献などにより増収減益となった。
2. 2024年3月期第1四半期の業績概要
2024年3月期第1四半期の売上収益は38,725百万円(前年同期比2.6%増)、営業損失2,864百万円(前期は286百万円の損失)、税引前四半期損失3,384百万円(前期は593百万円の損失)、親会社に帰属する四半期損失3,325百万円(前期は862百万円の損失)と中期経営計画のとおりに積極投資を行っている。
RIZAP関連事業では、2022年9月より新規事業「chocoZAP」を本格展開しており、第1四半期においても大きく進捗した。店舗数は月間約80店の出店ペースで増えており、2023年6月末には720店に達した。会員数も順調に伸びており、2023年6月末時点の会員数は55万名超、8月中旬には80万名を突破し、ブランド開始から約1年で国内フィットネスジムにおいて日本一の会員数を達成した。この会員数は年商ベースでは約290億円規模に相当する。chocoZAP事業の業績への影響により、ヘルスケア・美容事業セグメントの売上収益は12,792百万円(前年同期比 31.0%増)、営業損失は3,016百万円(前年同期は778百万円の損失)となった。なお、ライフスタイル事業セグメント、インベストメント事業セグメントともに減収減益となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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