＜注目銘柄＞＝ピックルス、巣ごもり需要と健康志向の高まりが追い風

　ピックルスコーポレーション<2925.T>は６月２９日に、２２年２月期第１四半期（３～５月）の連結決算を発表。経常利益は前年同期比４５．２％増の１３億６１００万円となり、上半期計画１９億円に対する進捗率は７１．６％に達した。

　新型コロナウイルスの感染拡大に伴う巣ごもり需要に加え、健康志向の高まりを背景にキムチを中心に各種製品の売り上げが伸長。利益面では、原料価格が安定的に推移したことが寄与した。同社は２４年２月期の連結売上高目標４８０億円（２１年２月期実績は４６０億２０００万円）を掲げ、今後３年間で５８億円の設備投資を計画しており、更なる成長が見込まれる。

　株価は７月５日に直近高値３６２０円をつけたあと上げ一服商状となっているが、足もとでは２５日移動平均線と７５日移動平均線とのゴールデンクロスが視野に入りつつある状況。ＰＥＲは１１倍台と割安感もあり、時価は仕込み場と捉えたい。（参）

出所：MINKABU PRESS