決算マイナス・インパクト銘柄 【東証スタンダード・グロース】引け後 … ＵＳＭＨ、フェリシモ、放電精密 (7月5日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証スタンダード・グロースの銘柄である。株価が決算発表前日の7月4日から5日の決算発表を経て6日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　ＵＳＭＨ <3222>
　23年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比68.7％減の8.8億円に大きく落ち込み、通期計画の151億円に対する進捗率は5.8％にとどまり、5年平均の25.1％も下回った。

▲No.2　フェリシモ <3396>
　23年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比53.2％減の2.6億円に大きく落ち込んだが、3-8月期(上期)計画の4.2億円に対する進捗率は61.7％に達し、5年平均の37.1％も上回った。

▲No.3　アオキスーパ <9977>
　23年2月期第1四半期(3-5月)の経常利益(非連結)は前年同期比94.9％減の2900万円に大きく落ち込み、通期計画の3億8000万円に対する進捗率は7.6％にとどまり、5年平均の38.0％も下回った。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<3222> ＵＳＭＨ 　　　東Ｓ　　 -3.78 　　7/ 5　　　1Q　　　-68.67
<3396> フェリシモ 　　東Ｓ　　 -2.22 　　7/ 5　　　1Q　　　-53.19
<9977> アオキスーパ 　東Ｓ　　 -1.61 　　7/ 5　　　1Q　　　-94.95
<2789> カルラ 　　　　東Ｓ　　 -1.55 　　7/ 5　　　1Q　　　　黒転
<6469> 放電精密 　　　東Ｓ　　 -0.78 　　7/ 5　　　1Q　　　　赤転

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした6日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。
「1Q」は第1四半期決算。

株探ニュース