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<動意株・25日>(大引け)=ツインバード、佐鳥電機、フェローテクなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/10/25 15:05
<動意株・25日>(大引け)=ツインバード、佐鳥電機、フェローテクなど  ツインバード工業<6897.T>=4日ぶりの大幅反発。同社は午前11時に「中期経営計画の進捗と今後の事業展開」を発表し、その中で家電事業の強化に向けて、広告大手の博報堂(東京都港区)とともに11月上旬に「70周年リブランディングと新商品プレス発表予定」とされたことから、これを期待した買いを集めているようだ。なお、中期計画では最終年度となる23年3月期売上高134億円、営業利益6億円、純利益3億円を掲げている。これに対し、同社は7月8日の22年2月期第1四半期(3~5月)決算発表時に業績予想の上方修正を発表し、22年2月期売上高137億9000万円(前期比10.3%増)、営業利益8億2000万円(同34.7%増)、純利益4億7000万円(同2.9倍)と1年前倒しでの中計達成を見込んでいる。

 佐鳥電機<7420.T>=3連騰で約2年半ぶりに4ケタ大台乗せ。NEC<6701.T>との連携が厚いエレクトロニクス商社で半導体製造装置用の制御機器などを扱い、世界的に半導体不足が顕著となるなか、大手半導体メーカーの設備投資需要を背景に業績は急拡大途上にある。22年5月期営業利益は従来予想の10億円から14億5000万円(前期比61%増)に大幅上方修正を行った。4ケタ大台乗せでも依然としてPBRは0.5倍台と割安感が強い。

 フェローテックホールディングス<6890.T>=大幅続伸。5日移動平均線を上放れつつある。半導体製造装置向け部品を提供するが、半導体設備で必須となる真空シールが絶好調に推移、世界シェア約6割という圧倒的シェアで、今後も台湾の受託製造大手TSMC<TSM>や韓国サムスン電子などの高水準の半導体設備投資需要を取り込むことが予想される。22年3月期営業利益が前期比倍増となる200億円を計画するが、なお上振れ余地が指摘されている。

 FIG<4392.T>=大幅高で続伸。一時約8%高に買われ今年4月につけた年初来高値312円を約半年ぶりに更新した。モバイルクリエイトが石井工作研究所などと共同持ち株会社の形態で設立した会社だが、移動体通信システム開発のほか、半導体関連装置や半導体基板事業で高い実績を誇る。「半導体や医療機器向けなどにアーム付き移動型作業ロボットをオムロン<6645.T> と共同開発を完了しており、既に納入を始めている」(会社側)とし、今後の受注拡大が期待される状況にある。21年12月期は営業損益が5億円と前期の2億8400万円の赤字から急改善を果たす見込み。会社側計画はなお保守的で一段の上振れ余地も意識される。

 旭ダイヤモンド工業<6140.T>=上値指向で700円台復帰。売上高の100%をダイヤモンド工具で占める文字通りの専業メーカーで、半導体シリコンウエハー向け研削工具などで受注を伸ばしている。22年3月期はトップラインが2ケタ増収を見込み、営業損益も前期の7億3200万円の赤字から11億9000万円の黒字に急改善が見込まれている。業績回復を背景に株主還元にも余念がなく、今期の年間配当は前期実績の6円から倍増の12円を計画。PBR0.7倍未満の株価はなお水準訂正余地をはらんでいる。

 ピクセルカンパニーズ<2743.T>=急動意。前週末22日の取引終了後、ブロックチェーン及びAI製品の開発を行うXクリエーション(東京都千代田区)及びゲームコンテンツの開発・運営を行うマレーシアのTRICOA社と、NFT/ブロックチェーン技術を用いたゲーミングアプリケーションの提供に向けて基本合意したと発表したことが材料視されている。ピクセル子会社であるピクセルソリューションズは今年8月にXクリエーションとNFT/ブロックチェーンを活用したデジタル商材や関連サービスの企画・開発を目的とした基本合意書を締結し、NFT商材の共同開発体制や提供先についての検討を重ねてきたが、TRICOA社がオンラインカジノの運営開始に向けて準備していることから、NFTゲームの新たな市場の獲得が図れる機会であると判断したという。今回の基本合意締結により、今後ピクセルグループはXクリエーションと、TRICOA社への供給に向けたNFT/ブロックチェーンを用いたゲーミングアプリケーションの本格的な開発の検討を開始するとしている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ
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