くら急反発、１７年１０月期最終利益が計画を上回り着地

　くらコーポレーション<2695.T>が急反発している。１３日の取引終了後に発表した１７年１０月期連結決算が、売上高１２２７億６６００万円（前の期比８．０％増）、営業利益６３億４１００万円（同２．９％減）、純利益４８億８４００万円（同１０．３％増）となり、純利益が従来予想の４５億２８００万円を上回って着地したことが好感されているようだ。

　新規に８店舗を出店した効果で売上高は増収を確保したが、夏場に寄生虫「アニサキス」による食中毒が社会的な話題となったことで既存店売上高が同１．４％減と落ち込んだほか、魚価の高騰や人件費の上昇が響いた。

　なお、１８年１０月期予想は、国内で２０店舗の新規出店を予定し、売上高１２６９億５０００万円（前期比３．４％増）、営業利益６８億１０００万円（同７．４％増）、純利益４９億１０００万円（同０．５％増）を見込んでいる。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）