アサヒ、第１四半期は最終黒字、営業赤字は２５億円に縮小

　アサヒビールが３０日引け後、１０年１２月期第１四半期（１－３月）の連結決算を発表。売上高は前年同期比２．４％増の２８４１億２１００万円となり、営業赤字は２４億５８００万円（前年同期は４９億４０００万円の赤字）に縮小。最終損益は４００万円の黒字（同９億６４００万円の赤字）とわずかながら黒字に転じた。

　酒類事業はビール類の出荷数量低迷により伸び悩んだが、オーストラリア飲料事業会社の完全子会社化や、国内におけるベビーフードの販売好調などでカバー。利益面では固定費や販売管理費の効率化などに努めた。通期見通しは売上高１兆５０００億円（前期比１．９％増）、営業利益９６０億円（同１６．０％増）、純利益５２０億円（同９．１％増）を据え置いている。

　３０日終値は２７円高の１６９３円。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社