さが美が大幅高で200円乗せ、玉争奪戦思惑で急騰劇３日目

　さが美<8201.T>の上昇波鮮烈、前日まで２日連続ストップ高で株価を倍化させたが、きょうもその余勢を駆って３０％を超える上昇で２００円台に乗せる場面があった。

　さが美の親会社であるユニー・ファミリーマートホールディングス<8028.T>に対し、独立系投資ファンドのニューホライズンキャピタル（東京都港区）が買収提案をしたことが同社株の集中人気の発端。さが美は既に投資ファンドのアスパラントグループとの間で買収合意がなされていたが、それを上回る買収金額が提示されているとの見方が投機資金の食指を動かしている。呉服業界は構造的な不況も意識されるなか、業界再編の思惑が渦巻いており、今回の玉争奪戦の行方はツカモトコーポレーション<8025.T>やヤマノホールディングス<7571.T>、日本和装ホールディングス<2499.T>など他の関連銘柄の動向もあわせ必然的に市場の注目が集めることになりそうだ。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）