景況感を追い風に最高益更新を期待、企業内容の質の高さが光る
同社は高級ホテル・高級旅館専門予約サイト「一休.com」の運営を中心に上質なサービスをコンセプトとしてホテル、旅館、レストラン、スパを手掛けています。
2015年3月期は、景況感の改善を追い風に、売上が19.7%増の66億1900万円、純利益が15.2%増の14億600万円と3期連続となる最高益を更新。ROEも22.0%と高水準で着地しました。
取扱い金額は20.9%増の505億1200万円となりました。株高による資産効果や賃金引き上げは旅行件数の増加を、また企業の業績向上はビジネスホテルや接待利用の増加を誘います。販売取扱室数は9.6%増の189万8000室に、一件当たりの平均単価も8.8%増の2万6603円となり、手数料収入の増大につながりました。会員数も13.6%増の393万6000人と堅調に増えています。
同社のようなネット企業は、店舗経営などと異なり、売上が伸びても、コストの伸びは一定で抑えられるため、売上拡大期には売上以上に利益が伸びやすい傾向があると思います。特に同社は有利子負債ゼロで財務体質が良く、今期予想ROEも25%と高利益率なのも高評価です。
またインバウンド銘柄としても注目したいところです。
円安を背景に訪日外国人の数は2年連続過去最高を更新しています。日本政府観光局によると、2014年には1341万人を突破、2015年には1500万人と予想、さらに2020年位は2000万人を目指すとしており、同社はその恩恵を享受できると思います。またポイント還元率を拡大し、リピート客の確保にも注力していることも評価したいです。
2016年通期業績予想は、売上が12.1%増の74億1800万円、営業利益が16.0%増の25億5500万円、経常利益が14.5%増の26億円、純利益が13.8%増の16億円と4期最高益更新の見通しとなっています。
取扱金額は8.5%増の548億円、販売単価は4.5%増の27803円、販売取扱室数は3.8%増の197万室の見込みです。ただ、前期の伸びを考えれば、十分、実績が上振れる余地はあると思います。
2015年3月期は、景況感の改善を追い風に、売上が19.7%増の66億1900万円、純利益が15.2%増の14億600万円と3期連続となる最高益を更新。ROEも22.0%と高水準で着地しました。
取扱い金額は20.9%増の505億1200万円となりました。株高による資産効果や賃金引き上げは旅行件数の増加を、また企業の業績向上はビジネスホテルや接待利用の増加を誘います。販売取扱室数は9.6%増の189万8000室に、一件当たりの平均単価も8.8%増の2万6603円となり、手数料収入の増大につながりました。会員数も13.6%増の393万6000人と堅調に増えています。
同社のようなネット企業は、店舗経営などと異なり、売上が伸びても、コストの伸びは一定で抑えられるため、売上拡大期には売上以上に利益が伸びやすい傾向があると思います。特に同社は有利子負債ゼロで財務体質が良く、今期予想ROEも25%と高利益率なのも高評価です。
またインバウンド銘柄としても注目したいところです。
円安を背景に訪日外国人の数は2年連続過去最高を更新しています。日本政府観光局によると、2014年には1341万人を突破、2015年には1500万人と予想、さらに2020年位は2000万人を目指すとしており、同社はその恩恵を享受できると思います。またポイント還元率を拡大し、リピート客の確保にも注力していることも評価したいです。
2016年通期業績予想は、売上が12.1%増の74億1800万円、営業利益が16.0%増の25億5500万円、経常利益が14.5%増の26億円、純利益が13.8%増の16億円と4期最高益更新の見通しとなっています。
取扱金額は8.5%増の548億円、販売単価は4.5%増の27803円、販売取扱室数は3.8%増の197万室の見込みです。ただ、前期の伸びを考えれば、十分、実績が上振れる余地はあると思います。