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新日本科学のニュース

新日本科学のニュース一覧

相場展望と今週の注目銘柄はこれだ!

著者:出島 昇
投稿:2020/09/04 20:30

<8058> 三菱商事

 四季報によると、食品産業や電力は堅調。だが、金属はチリ・銅事業の一過性利益剥落。原料炭の市況悪化も響く。総合素材は新型コロナで鉄鋼需要細る。天然ガスもLNG価格下落が痛い。最終減益。連続増配。東電EPなど7社でEV船の開発を目指すコンソーシアム設立、EVタンカーが22年3月竣工予定。ALSOKと国内外のビル管理業務で資本業務提携。卸売業:地球環境インフラ、新産業金融、エネルギ、金属、機械、化学品、生活産業他、海外など。

2020年8月13日発表。2021年3月期本決算予想は、営業利益および経常利益の発表はなし。

2016年6月28日の1680円を安値に上昇トレンド(A)を形成し、この中で2018年10月5日の3638円の高値をつけました。ここをピークに下降トレンド(B)に転換しています。この中で2019年8月26日の2520円の安値をつけて12月13日の2961円まで反発したところでもみあい、コロナ相場に入り込んで行き、今年になって急落し4月6日の2095円で当面の底打ちとなりました。その後4月22日の2108円を2点底に6月4日の2546円まで上昇後、再下落となり7月31日の2118円で3点底をつけて再上昇となり、8月25日に2355円で買転換となって反発しています。6月4日の2546円を終値で上にぬけると一段高が期待できるところです。
 

 

<2664> カワチ薬品

 四季報によると、新店12、閉店3(前期は各9、4)計画。上期に会社織り込まない新型コロナ特需。下期は前下期にあった増税前駆け込みや期末の新型コロナの特需剥落だが通期で医薬品、調剤増加。出店拡大に伴う経費増あるが営業益横ばい。減損減る。20年度はドラッグ併設の調剤取扱店7増加(前期5)、利益率向上、集客増狙う。客固定化へカード会員獲得に注力。小売業:医薬品、化粧品、雑貨、一般食品など。

2020年7月22日発表。2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+279.2%の31.40億円、経常利益+221.1%の33.94億円の2期連続の増収・増益の見通し。

コロナ関連-感染予防関連商品や生活必需品を中心とした巣篭もり消費関連も販売好調。

2017年1月31日の3105円、3月21日の3165円を2点天井にして、下降トレンド(A)を形成。この中で2018年12月25日の1667円で底打ちし、2019年3月28日の1728円を2点底にして、短期の上昇トレンド(B)を形成し、11月25日の2407円まで上昇しました。ここを目先のピークにしてコロナ相場に突入し、今年の3月13日に1681円まで下げましたが、ここからコロナ関連需要が発生し、3月27日の2560円まで急伸したあと、4月10日の2220円まで押し目を入れ上昇トレンド(C)へ移行しました。この上昇トレンド(C)の中で7月29日に3300円まで上昇して当面のピークをつけ押し目を形成しています。

当面は、薬品業種はコロナ関連として期待がもてますので、大きな調整は買い有利となります。
 

 

<1419> タマホーム

 四季報によると、21年5月期は増税反動減や天候不順で期初受注残が伸び悩み。戸建て住宅の引き渡しは前期並みの9000戸程度。羽田ホテル売却が剥落。戸建ての値上げ浸透でも吸収できず、営業益反落。減配公算。低価格住宅の需要旺盛で4~5月受注は2桁増。21年以降の引き渡しに貢献。7月から広告積極化。21年5月期は好立地のマンション2棟販売(前期なし)。

2020年7月13日発表。2021年5月期本決算予想は、前年同期比で営業利益-24.0%の75.00億円、経常利益-26.2%の72.00億円の減収・減益の見通し。

2016年2月12日の364円を安値とする上昇トレンド(A)の中で、2017年11月30日の710円の安値から急騰し、2018年4月9日の1550円まで上昇しました。ここから押し目を入れて5月22日の1318円の戻り高値をつけ、7月6日の914円まで下げて、三角保ち合い(B)を形成しました。この煮詰まったところでいったん下放れの形を作って、2019年6月4日の948円まで下げて、ここから上昇トレンド(C)へ転換しました。保ち合いの騙しの手口として、いったん下放れをみせて一気に上へ行くというのは時々見られるやり方です。この上昇トレンド(C)の中で11月13日の2043円まで上昇して高値をつけ、ここからの反落でコロナ相場に巻き込まれ、今年になって急落が続き3月13日の898円で当面の底打ちとなりました。ここから短期の上昇トレンド(D)となって5月26日の1498円まで上昇し、短期の下降トレンド(E)に転換して7月31日に1086円まで下げて反発となって下降トレンド(E)を上にぬけてきています。
 

 

<2395> 新日本科学

 四季報によると、メディポリスは堅調持続。非臨床は外資系製薬企業から受注増など受け豊富な手持ち受注消化進む。アステラスとの包括受託契約も順調。ただ、好採算案件の計上が減。新鋭機械導入など先行費用重い。米国の医薬品開発2社順調。遺伝性神経疾患は20年中に新規治験開始。経鼻偏頭痛薬は臨床3相進捗。大阪大学が中心の新型コロナワクチン開発に参画。

2020年8月7日発表。2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益-19.2%の18.00億円、経常利益-29.5%の22.00億円の減収・減益の見通し。

コロナ関連。前臨床試験を主力とする医薬品発注機関4-6月経常利益は前年同期比で4900万円から7億3420万円に急拡大して着地。同社は東証マザーズのアンジェス<4563>と大阪大学が進めているコロナワクチン開発に参画している。

2016年2月12日の300円を安値に短期の上昇トレンド(A)を形成し、この中で6月1日の853円まで上昇し、ここから短期の下降トレンド(B)へ移行しました。この中で2018年7月5日の442円、10月30日の481円を2点底にして、短期の上昇トレンド(C)へ転換し、2019年4月1日の937円の高値をつけ、ここが当面のピークとなって短期の下降トレンド(D)へ移行しました。ここから8月15日の609円、10月18日の611円と2点底をつけて11月20日の849円まで反発し、ここを戻り高値にしてコロナ相場にさしかかり大幅下落となって、今年の1月6日の586円まで下げ、いったん2月10日の728円までリバウンドして再急落し、3月13日には411円で当面の底打ちとなりした。ここからはコロナ需要で大きく戻りを入れ、5月8日の786円、6月11日の739円と戻り天井をつけて、7月13日の596円まで押し目を入れ再上昇となっています。
 

 

<6369> トーヨーカネツ

 四季報によると、柱の物流はEC向け受注順調。だが新型コロナ影響による一部工事遅延が響き、プラント新設乏しい。前期の工事損失引当金戻し入れなく赤字幅拡大。人件費削減でも補えず営業減益。有証評価損ない。開発中のAI活用でケース自動保管システムは最大20%の効率向上の見込み。今後、実機への導入目指す。振動センサーを使い、物流ラインの予知保全に注力。

2020年8月14日発表。2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益-16.6%の21.60億円、経常利益-15.2%の25.20億円の減収・減益の見通し。

2018年1月9日の4775円の高値をピークとする下降トレンド(A)の中で、12月25日の1998円まで下落して、1月22日の2459円まで反発してもみあい(1965~2425円の間)となりました。このもみあい(B)の中で2019年7月3日の2196円を戻り高値にして下放れとなり、8月29日の1652円まで下げて反発し、今年の2月17日に2522円まで戻しました。ここでコロナ相場の急落につれ安し、3月13日に1612円まで下げて当面の底打ちとなり、ゆるやかな上昇トレンド(C)へ移行しています。この安値ゾーンで2月17日の2522円を高値とし、3月13日の1612円を安値とする三角保ち合いを形成し、その煮詰まったところで7月31日の1937円を安値に上放れとなって8月20日に2397円まで上昇しました。
 

 

配信元: みんかぶ株式コラム
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