3,312円
明治ホールディングスのニュース
■タカキュー <8166> 99円 (+30円、+43.5%) ストップ高
タカキュー <8166> [東証S]がストップ高。28日の取引終了後、同社に対して金融債権を持つ取引金融機関の全てから、約15億円の債権放棄と約5億円の債務の株式化(デット・エクイティ・スワップ、DES)などの金融支援を含む事業再生計画に同意する回答を受けたと発表した。これに伴い、25年2月期第1四半期(3-5月)に債務免除益約15億円を特別利益に計上し、総額5億円の資金調達とあわせて債務超過の状態が解消する見通しを示した。タカキューは東京証券取引所に同日に事業再生計画を提出。今後、東証が同計画を適当と認め、改善期間内に債務超過が解消されれば上場維持基準に適合する状態となるという。事業再生後の業績回復を期待した投資家の買いが集まったようだ。
■クックパッド <2193> 185円 (+50円、+37.0%) ストップ高
クックパッド <2193> [東証S]がストップ高。28日の取引終了後、取得上限2000万株(自己株式を除く発行済み株数の21.4%)、または20億円とする大規模な自社株買いの実施を発表。期間は4月1日から来年3月31日まで。これを好感した買いが集まった。あわせて、24年12月期第1四半期の連結業績予想を発表した。売上高を15億~15億5000万円(前年同期21億8900万円)としたほか、営業損益を1億3000万~2億5000万円の黒字(同17億1100万円の赤字)に転換する見通しを示した。
■さくらKCS <4761> 1,448円 (+300円、+26.1%) ストップ高
さくらケーシーエス <4761> [東証S]がストップ高。三井住友銀行を筆頭株主に置く情報サービス会社で、システム構築のほか、耐震・耐火及び高度なセキュリティーを強みとするデータセンター事業を展開している。生成AI市場が世界的に拡大するなか、日本でもデータセンター需要が中期的に増勢の一途となることが予想され、同社の活躍余地が高まるとの見方がある。また、足もとの業績も当初の会社側計画を上回って推移しており、24年3月期業績は営業利益段階で期初見通しの8億2000万円から、10億2000万円(前期比3%増)に増額修正し、2ケタ減益見通しから一転増益見通しに変わっている。
■小糸製 <7276> 2,535円 (+500円、+24.6%) ストップ高
東証プライムの上昇率トップ。小糸製作所 <7276> [東証P]がストップ高。28日の取引終了後、取得総数3500万株(自己株式を除く発行済み株式総数の11.37%)、取得総額500億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。あわせて開示した中期経営計画では、業績拡大とともに株主還元姿勢を強化する方針を示しており、サプライズ視されたようだ。今回発表した自社株の取得期間は4月1日から2025年3月24日まで。中期経営計画では、27年3月期に売上高を1兆円以上(23年3月期実績は8647億1900万円)、営業利益率を8%(同5.4%)とする目標を掲げた。日系メーカー向けは自動車市場以上の成長率を維持するほか、日系メーカー以外の売り上げを倍増させる。株主還元については、来期から5カ年の累計で2000億円以上とする方針。今回発表した上限3500万株の自社株買いは新たな株主還元方針の一環として行う。更に連結配当性向40%以上を目安に配当を実施する姿勢を示した。
■バードマン <7063> 1,274円 (+248円、+24.2%) 一時ストップ高
Birdman <7063> [東証G]が5日ぶり急反騰、一時ストップ高となった。29日、明治ホールディングス <2269> [東証P]傘下の明治が関東地区で発売する「明治まるごとオーツ オーツミルク」の広告プロモーションに、バードマンに所属するK-POPボーイズグループ「Celest1a(セレスティア)」の起用が決まったと発表。これが材料視されて短期資金が流入し、株高に弾みがついたようだ。Celest1aは、世界的トップアーティストグループ「SUPER JUNIOR」のウニョク氏がプロデュースするグループ。今回のプロモーションは4月15日から開始。関東地区の流通店舗で商品を購入した顧客に、コラボデザインのクリアファイルを数量限定でプレゼントするとしている。
■グラフィコ <4930> 3,215円 (+502円、+18.5%) ストップ高
グラフィコ <4930> [東証S]がストップ高。28日の取引終了後、Church & Dwight Japan(東京都千代田区)が自社に対し、完全子会社化を目指してTOBを実施すると発表。TOB価格を1株3800円としており、これにサヤ寄せする格好となった。Church & Dwight Japanは、米日用品企業チャーチ&ドワイト
■ワッツ <2735> 768円 (+100円、+15.0%) ストップ高
ワッツ <2735> [東証S]がストップ高。28日の取引終了後、24年8月期の連結業績予想について、売上高を591億円から602億円(前期比1.5%増)へ、営業利益を5億円から10億5000万円(同69.1%増)へ、純利益を2億7000万円から6億2000万円(同2.5倍)へ上方修正したことが好感された。上期において、不採算店舗の整理が計画通り進行するなか、主に100円ショップ事業の売上高が堅調に推移したことが要因。また、雑貨売上高構成比率及び100円以外の商品の売上高比率上昇を図る施策を実施したことなども貢献する。
■ピクセラ <6731> 122円 (+14円、+13.0%)
ピクセラ <6731> [東証S]が急騰。同社はきょう、AOKIホールディングス <8214> [東証P]傘下の「快活CLUB」各店が、4月から自社のWindows対応テレビチューナー Xit Square(サイト スクエア)「XIT-SQR100」を順次導入すると発表。これが株価を刺激したようだ。「XIT-SQR100」は、23年4月に販売を開始した地上デジタル放送だけでなく、BS/110度CSデジタル放送に対応し、テレビの視聴や録画もできるWindows対応テレビチューナー。快活CLUBでは最新のパソコンへ入れ替えるにあたり、Windows11対応のテレビチューナーとして導入に至ったという。
■フジHD <4676> 1,984円 (+155円、+8.5%)
東証プライムの上昇率6位。フジ・メディア・ホールディングス <4676> [東証P]が急反発。28日の取引終了後、上限を1000万株(発行済み株数の4.57%)、または150億円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感された。取得期間は4月1日から来年3月31日までで、投資有価証券の売却資金などを活用し、一層の資本効率の向上及び継続的な企業価値・株主価値の向上を目指すことが狙いとしている。同時に24年3月期の連結業績予想について、最終利益を260億円から360億円(前期比23.2%減)へ上方修正したことも好材料視された。保有する投資有価証券の一部を売却したのに伴い、投資有価証券売却益約160億円を特別利益として計上することなどが要因としている。なお、売上高5577億円(同4.1%増)、営業利益320億円(同1.9%増)は従来見通しを据え置いている。
■セガサミー <6460> 2,013円 (+146.5円、+7.9%)
東証プライムの上昇率8位。セガサミーホールディングス <6460> [東証P]が急反発。同社は28日取引終了後、欧州地域における構造改革の施策を実施すると発表しており、これが評価材料となったようだ。主な施策は、「子会社のレリック・エンターテインメントの株式譲渡」「中期ラインアップの見直し」「固定費の適正化」など。レリックの株式譲渡に伴い、事業再編損約47億円を特別損失として計上する見込みだとしている。
■湖北工業 <6524> 1,875円 (+134円、+7.7%)
湖北工業 <6524> [東証S]が続急伸。28日の取引終了後、超高速光スイッチなどの開発を手掛けるエピフォトニクス(神奈川県大和市)の全株式を4月1日付で取得し子会社化すると発表しており、好材料視された。エピフォトニクスは、次世代光情報通信技術として注目されている「PLZT薄膜形成技術」を手掛けており、また米国シリコンバレーに開発拠点を持っている。同社を傘下に収めることで、湖北工業グループが保有する光部品・デバイスの材料技術(結晶育成技術)や精密組み立て技術とのシナジーによる両社での開発を加速させ、次世代情報通信インフラに向けた製品ラインアップの強化と販売ネットワークの拡充を進めることで、大容量化が進む光情報通信関連市場でのシェア拡大を目指すとしている。取得価額は非開示。なお、24年12月期業績に重要な影響を及ぼすことが明らかになった場合には速やかに開示するとしている。
■オンワード <8016> 571円 (+36円、+6.7%)
オンワードホールディングス <8016> [東証P]が急反発。同社は28日取引終了後、24年2月期通期の連結業績予想と期末一括配当計画を上方修正しており、これが好感されたようだ。第4四半期の業績が好調だったとして、売上高の見通しを従来の1892億1100万円から1896億円(前の期比7.7%増)に、営業利益の見通しを110億2200万円から112億円(同2.1倍)に引き上げた。また、期末一括配当を従来計画比2円増額の20円(前の期は12円)にするとしている。
■いちご <2337> 463円 (+27円、+6.2%)
いちご <2337> [東証P]が急反発。国内の中規模不動産を対象とした再生ビジネスを展開するほか、太陽光発電事業も手掛ける。ホテル関連が好調で単価上昇効果などによって収入が想定を上回り、全体業績の押し上げに貢献している。28日取引終了後、24年2月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の95億円から129億円(前の期比3%増)に大幅増額し、大幅減益予想から一転増益見込みとなった。これを材料視する買いを呼び込んだ。
■Fスターズ <3687> 2,409円 (+126円、+5.5%)
フィックスターズ <3687> [東証P]が急反発。29日午前11時ごろ、AI開発技術を生かした「生成AI/LLM向けGPUのコスト削減診断サービス」の提供を開始したと発表しており、好材料視された。同サービスは、多くの企業の生成AI/LLM開発における共通課題である、GPUなどの演算性能を有効活用できておらず、過剰なコスト増につながっている点を解消するのが狙い。同サービスを通じて生成AI/LLM開発における大幅なコスト削減をはじめ、さらなる「高速化」「効率化」「高品質化」をAI開発のスペシャリストが提案するとしている。
■アスクル <2678> 2,294円 (+94円、+4.3%)
アスクル <2678> [東証P]が大幅高で4日続伸。28日の取引終了後に発表した3月度(2月21日~3月20日)の月次業績で、単体売上高が前年同月比4.3%増となり、2ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好材料視された。主力のBtoB事業が同5.9%増となったことが牽引した。一方のLOHACO事業は同8.5%減となったが、2月度の同23.4%減に比べて減収率が縮小した。
※29日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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