日糧パン、前期経常を35％下方修正

　日糧製パン <2218> [札証] が5月11日後場(15:00)に業績修正を発表。18年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の3億3000万円→2億1500万円(前の期は3億9900万円)に34.8％下方修正し、減益率が17.3％減→46.1％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の1億7000万円→5500万円(前年同期は1億7400万円)に67.6％減額し、減益率が2.3％減→68.4％減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当期は、お客様の生活防衛意識が根強い市場環境で激しい販売競争が続くなか、食パンや調理パンの売上は順調に推移したものの、菓子パンや和洋菓子の売上が伸び悩みました。収益面では減収の影響が大きく、人件費・物流費などのコスト上昇を吸収できなかったことにより、営業利益、経常利益は業績予想値を下回りました。これに加え、老朽化した建物の解体・撤去などの費用を特別損失に計上したこともあり、当期純利益は業績予想値を下回りました。