中村屋、前期経常を一転赤字に下方修正

　中村屋 <2204> [東証Ｐ] が4月27日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年3月期の経常損益(非連結)を従来予想の2.2億円の黒字→0.8億円の赤字(前の期は0.6億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の24.5億円→21.5億円(前年同期は23.3億円)に12.2％減額し、一転して7.5％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期の業績予想につきましては、コロナ禍での消費行動の変化に対応した営業活動と、行動制限が緩和されたことから人流の回復もあり、売上高は前回予想を上回る見込みとなりました。　利益面につきましては、主要商品について価格の見直しを実施したものの、原材料・エネルギー価格の高騰などにより原価率が予想よりも1.6ポイント上昇した影響が大きく、営業利益、経常利益、当期純利益ともに前回予想を下回る見込みとなりました。　なお、2023年３月期の期末配当予想につきましては、前回予想の１株当たり50円00銭から変更はありません。