バイオ関連が全面蜂起、出遅れ感背景に投機資金が集中砲火

　新日本科学<2395.T>、テラ<2191.T>、そーせいグループ<4565.T>、ペプチドリーム<4587.T>、オンコセラピー・サイエンス<4564.T>、プレシジョン・システム・サイエンス<7707.T>、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング<7774.T>などバイオ関連株が軒並み急動意している。１６年３月期の好業績見通しを背景としたそーせいや、ライセンスアウト先の塩野義製薬<4507.T>からマイルストーン収入が見込まれるＯＴＳなどは個別の材料で値を飛ばしているが、それに追随するかたちで他のバイオ関連株も総蜂起状態に買われている。新興市場は好調な東証１部を横目にここ個人投資家の待機資金の流入が観測されていたが、「そのなかでもバイオ関連株は出遅れ感が強かった。上値のシコリ玉が意識されてこれまで敬遠されがちだったが、株価位置からリバウンド狙いの買いが集結した」（国内準大手証券情報部）という。また、６月１６日には理研から特許ライセンスを受けたヘリオス<4593.T>が東証マザーズに上場する予定にあり、上場まで１カ月を切ったことから、これも投機筋の食指を動かす背景となっているもようだ。

そーせいの株価は１３時５６分現在６５３０円（△４００円）
ペプチドリームの株価は１３時５６分現在１万１１３０円（△３４０円）
ＰＳＳの株価は１３時５６分現在９７１円（△４９円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）