フルスピードのニュース
フルスピード、コロナによる急減期から脱して回復傾向へ 既存事業の深耕と重点領域の強化を継続
2021年4月期第2四半期決算説明
友松功一氏:フルスピード代表取締役の友松でございます。それでは私より、2021年4月期第2四半期の決算の概要についてご説明いたします。
業績推移
サマリーになります。今期、特に第1四半期は新型コロナの影響により数字が鈍化いたしましたけれども、足元は順調に回復傾向にあるという状況でございます。したがいまして、既存セグメントの深耕、および現在の重点領域への展開強化を継続してまいりたいと考えております。
FY2021.2Q実績
数字になりますけれども、ご覧のとおり、売上高につきましては98億3,400万円、営業利益につきましては3億7,800万円という結果となっております。
新型コロナの影響見込
現在の進捗と今後の見通しについてでございます。先ほどお伝えしましたように、第1四半期につきましては新型コロナの影響をかなり受けましたけれども、足元の第2四半期以降、回復傾向にございます。
特にEC関連や金融関連につきましては広告需要が拡大している状況でございますので、こちらの需要を取り込んで、さらに成長してまいりたいと考えております。
一方で、店舗型のお客さまにつきましては、引き続き不安な状況が続いておりますので、こちらの状況は注視しながら営業展開を進めてまいりたいと考えております。
FY2021.2Q進捗
計画に対する進捗でございます。売上高、営業利益、経常利益につきましては、約50パーセントと順調に推移しております。一方で、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては1億1,400万円で、進捗率は26.5パーセントという結果となっております。
こちらにつきましては、前期に買収した事業につきまして、足元の新型コロナの影響により、一部事業が停滞しているところがございます。そうした影響を鑑みまして、1億2,700万円の減損会計を引いており、こちらの影響を受けての結果となっております。
売上高の増減分析
売上高の増減分析についてでございます。アドテクノロジー事業につきましては、前期比でマイナス11パーセント、インターネットマーケティング事業につきましては、前期比でマイナス2.6パーセントという結果となっております。
営業利益の増減分析
営業利益の増減分析についてでございます。こちらも売上高のマイナス影響を受けまして、粗利が減少しております。こちらの影響を受け、営業利益は前期比でマイナス23パーセントという結果となっております。
財務体質
財務についてでございます。自己資本比率は58.7パーセントと、引き続き健全な状況を維持できております。したがいまして、この安定した財務基盤を使って、今後、M&Aや提携といった積極投資に資金を振り替えていくところを進めてまいりたいと考えております。
Topics ソーシャルメディア・マーケティング
事業のトピックスにつきまして、まずはソーシャルメディア・マーケティングについてでございます。
こちらは前期から進めておりますように、他社のインフルエンサーマーケティングといった分野に強い企業との連携を強めてまいります。そういったところを行っていくことによりまして、お客さまの課題を総合的に解決していくサービスを、より強めていきたいと考えております。
補足 ソーシャルメディア・マーケティング
現在はコロナ禍でございますが、このソーシャルメディア・マーケティング市場は今後も拡大する見込みがございます。2025年には現在の2倍の約1.1兆円という見込みがございますので、こちらの拡大を取り込むかたちで、今後も強く営業展開してまいりたいと考えております。
Topics クロスボーダー
クロスボーダーについてでございます。以前は越境と訪日ビジネスを展開しておりましたけれども、コロナ禍の影響によりまして飛行機が飛ばないというところで、現在は訪日ビジネスはなかなか厳しい状況でございます。そこで、越境ECに軸足を移しまして、越境EC事業への展開を強めてまいりたいと考えております。
補足 クロスボーダー
クロスボーダーの市場につきましても、特に東南アジアは成長率が高いところもございますし、中国も引き続き拡大傾向にございますので、当社といたしましては、この東アジアおよび東南アジアに軸足を置きまして、営業展開を進めてまいりたいと考えております。
Topics M&A
M&Aについてでございます。今期買収いたしましたM&Aプラットフォーム「UREBA」についてですけれども、買収以降、当社にて成約件数が100件を突破しております。今後も営業展開を強め、引き続き中型・小規模型サイトのM&Aも行ってまいりますけれども、もう少し規模を大きくした案件にも、積極的に展開してまいりたいと考えております。
補足 M&A
M&Aの市場も、やはり新型コロナの影響で足元では若干落ち着いているところはございますけれども、市場全体としましては、また活況な時期が来ると踏んでおりますので、こういった需要を取り込んでいくような事業展開を進めていければと考えております。
M&A戦略
当社のM&A・アライアンスの推進でございますけれども、今期は「UREBA」、および株式会社BitStarとの事業提携・M&Aを進めてまいりました。今後も、事業シナジーが見込める領域や新しいテクノロジーに取り組まれている会社との提携を、より進めてまいりたいと考えております。
以上、私より今期、第2四半期の決算の概要についてご説明させていただきました。どうもありがとうございました。
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