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ケアネットのニュース
■業績動向
3. 2022年12月期の業績見通し
ケアネット<2150>の2022年12月期の連結業績は、売上高で前年同期比12.4%増の9,000百万円、営業利益で同2.2%増の2,589百万円、経常利益で同2.2%増の2,614百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同13.0%増の1,818百万円を見込んでいる。新型コロナウイルスの終息が見えず業績の見通しが立ちにくいことから、2021年度末時点で確度の高い数値のみを予想として開示している。既に着手している新規事業開発からの増収期待等は予想値に織り込んでいない。足元の受注状況は引き続き好調なことから、計画の実現可能性は高いと弊社では見ている。
主力事業である医薬DX事業については、引き続き「MRPlus」、Web講演会等のeプロモーションサービスに対する需要が旺盛である。既存サービスの販売拡充、高付加価値サービス提供に注力し増収を見込む。同セグメントの売上高は、前述のとおり製薬企業の予算消化の動きに合わせ、第2四半期と第4四半期に売上の伸びが変わるという季節性が見られることから、2022年12月期においても第4四半期に大きく売上高が伸びるのではないかと弊社では見ている。
メディカルプラットフォーム事業では、引き続き「CareNeTV」の売上増を見込んでいる。専門医試験対策シリーズの拡張や人気講師によるライブセミナー等、魅力的なコンテンツを揃えることで有料会員数のさらなる積み上げを図る。また、2022年12月期より、医師キャリア事業を連結グロース事業から、当セグメントに組み入れた。キャリア支援事業に加えて、病院の事業承継支援サービスのニーズも増えつつあり、ケアネットワークスデザインの収益増を見込んでいる。ここ数年クリニックを中心に医療機関で後継者不在の問題が顕在化しはじめており、こうした医療機関と新規開業を希望する医師をマッチングさせるサービスで、今後の成長が期待される。
売上原価項目を含む費用面においては、前期に引き続きスペシャリティ医薬品に適したサービス・新規事業の開発投資及び人員強化を積極的に行う。また、最先端の技術を持ったベンチャー企業・医療機器・データサイエンス・デジタルヘルスケアを対象にした事業に対して、企業買収や戦略的提携、資本参加を積極的に進め、事業規模の拡大につなげる。
同社の企業買収や戦略的提携は、すべて中期経営計画の達成に向けた施策であり高いレベルで関連している。急激な市場環境の変化に伴い、機会と課題が表裏一体の状況のなか、市販前の臨床試験から市販後の安全性調査まで支援サービスの幅を拡大する方針だ。また、YMGサポートを子会社化することにより、医師会員資産・インターネット情報提供技術等と医療機関・専門医のマネジメントノウハウ等とを融合し、治験段階からの製薬企業・病院との関係構築により後程のプロモーション受注拡大に寄与する見通しだ。コアヒューマンの子会社化においては、現在展開しているインターネットによる医薬品情報の提供サービスモデルに加えて、人とインターネットを融合したハイブリッドな情報提供モデルの構築を一段と推進していく。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 欠田耀介)
<EY>
3. 2022年12月期の業績見通し
ケアネット<2150>の2022年12月期の連結業績は、売上高で前年同期比12.4%増の9,000百万円、営業利益で同2.2%増の2,589百万円、経常利益で同2.2%増の2,614百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同13.0%増の1,818百万円を見込んでいる。新型コロナウイルスの終息が見えず業績の見通しが立ちにくいことから、2021年度末時点で確度の高い数値のみを予想として開示している。既に着手している新規事業開発からの増収期待等は予想値に織り込んでいない。足元の受注状況は引き続き好調なことから、計画の実現可能性は高いと弊社では見ている。
主力事業である医薬DX事業については、引き続き「MRPlus」、Web講演会等のeプロモーションサービスに対する需要が旺盛である。既存サービスの販売拡充、高付加価値サービス提供に注力し増収を見込む。同セグメントの売上高は、前述のとおり製薬企業の予算消化の動きに合わせ、第2四半期と第4四半期に売上の伸びが変わるという季節性が見られることから、2022年12月期においても第4四半期に大きく売上高が伸びるのではないかと弊社では見ている。
メディカルプラットフォーム事業では、引き続き「CareNeTV」の売上増を見込んでいる。専門医試験対策シリーズの拡張や人気講師によるライブセミナー等、魅力的なコンテンツを揃えることで有料会員数のさらなる積み上げを図る。また、2022年12月期より、医師キャリア事業を連結グロース事業から、当セグメントに組み入れた。キャリア支援事業に加えて、病院の事業承継支援サービスのニーズも増えつつあり、ケアネットワークスデザインの収益増を見込んでいる。ここ数年クリニックを中心に医療機関で後継者不在の問題が顕在化しはじめており、こうした医療機関と新規開業を希望する医師をマッチングさせるサービスで、今後の成長が期待される。
売上原価項目を含む費用面においては、前期に引き続きスペシャリティ医薬品に適したサービス・新規事業の開発投資及び人員強化を積極的に行う。また、最先端の技術を持ったベンチャー企業・医療機器・データサイエンス・デジタルヘルスケアを対象にした事業に対して、企業買収や戦略的提携、資本参加を積極的に進め、事業規模の拡大につなげる。
同社の企業買収や戦略的提携は、すべて中期経営計画の達成に向けた施策であり高いレベルで関連している。急激な市場環境の変化に伴い、機会と課題が表裏一体の状況のなか、市販前の臨床試験から市販後の安全性調査まで支援サービスの幅を拡大する方針だ。また、YMGサポートを子会社化することにより、医師会員資産・インターネット情報提供技術等と医療機関・専門医のマネジメントノウハウ等とを融合し、治験段階からの製薬企業・病院との関係構築により後程のプロモーション受注拡大に寄与する見通しだ。コアヒューマンの子会社化においては、現在展開しているインターネットによる医薬品情報の提供サービスモデルに加えて、人とインターネットを融合したハイブリッドな情報提供モデルの構築を一段と推進していく。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 欠田耀介)
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