日和産、前期経常を50％上方修正

　日和産業 <2055> [東証Ｓ] が5月9日大引け後(15:40)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常損益を従来予想の6億円の黒字→9億円の黒字(前の期は9900万円の赤字)に50.0％上方修正した。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の7億円→5億円(前の期は1億5700万円)に28.6％下方修正し、増益率が4.5倍→3.2倍に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の4億3300万円の黒字→7億3300万円の黒字(前年同期は2億4900万円の赤字)に69.3％増額した計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　　飼料事業において、原料価格が落ち着きを見せたことから、営業利益及び経常利益は予想を上回る見通しとなりましたが、下記２．に記載の通り第４四半期にて特別損失を計上したことから親会社株主に帰属する当期純利益は減益となりました。　　なお、配当予想に変更はありません。２．特別損失の計上について　当社の連結子会社である東和畜産株式会社において、収益性の低下を踏まえ、将来の回収可能性を検討した結果、減損処理を行い、第４四半期にて減損損失168百万円を特別損失に計上いたします。（注）本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び 合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により異なる可能性があります。