太平電、今期経常を19％上方修正、配当も10円増額

　太平電業 <1968> [東証Ｐ] が2月9日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比30.0％増の119億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の106億円→126億円(前期は131億円)に18.9％上方修正し、減益率が19.2％減→4.0％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の28億円→48億円(前年同期は51.1億円)に71.4％増額し、減益率が45.2％減→6.1％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の100円→110円(前期は100円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比3.5倍の41.8億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.4％→15.0％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年３月期の業績予想(連結・個別共)は、売上高につきましては、計画していた工事が受注に至らなかったこと等により前回予想を下回る見込みであります。　利益面につきましては、継続して施工体制構築およびコストダウン推進による原価低減を図ったこと等から、主に火力他補修工事および海外工事の利益率が向上したこと等により、前回予想を上回る見込みであります。これらの状況および実績を踏まえ、通期業績予想を修正いたします。※本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。