高砂熱が後場プラスに転じる、自社株買いと９月中間期営業黒字転換を好感

　高砂熱学工業<1969.T>が後場プラスに転じてきた。午後１時３０分ごろに自社株買いを発表しており、これを好感した買いが入っている。１６０万株（発行済み株式数の２．０９％）、２０億円を上限としており、取得期間は１１月１２日から来年３月３１日まで。
　また、同時に第２四半期累計（４～９月）の連結決算を発表。売上高は９７９億５６００万円（前年同期比４．６％増）、営業利益は４億８７００万円（前年同期１２億円の赤字）、純利益１億６９００万円（同５億４００万円の赤字）と黒字転換したことも好材料視されている。採算重視の受注活動やコストダウンに取り組んできたことが奏功。産業空調工事が増加したほか、設備機器の製造・販売事業も堅調だった。
　なお、１５年３月期通期業績予想は売上高２４２０億円（前期比１．９％増）、営業利益６６億円（同１５．２％減）、最終利益４５億円（同１２．２％増）の従来予想を据え置いている。

高砂熱の株価は１３時５０分現在１４１３円（△３３円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）