トーエネク、今期最終を一転赤字に下方修正

　トーエネック <1946> [東証Ｐ] が10月28日大引け後(15:40)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終損益は71.3億円の赤字(前年同期は30.2億円の黒字)に転落し、従来の28億円の黒字予想から一転赤字で着地。
　併せて、通期の同損益を従来予想の87億円の黒字→10億円の赤字(前期は82.8億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益は前年同期比16.7％増の61.3億円に伸びる計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結最終損益は85億円の赤字(前年同期は15.4億円の黒字)に転落し、売上営業利益率は前年同期の4.8％→4.1％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（特別損失の計上）　当社が計画している再生可能エネルギー事業に係る固定資産（建設仮勘定）について、事業の見通しが不透明であることから、「固定資産の減損に係る会計基準」等に基づき、特別損失に11,490百万円（減損損失10,004百万円、リース解約損失引当金繰入額 1,485百万円）を計上いたしました。（第2四半期業績予想と実績との差異）　売上高、営業利益、経常利益につきましては概ね計画どおりに進捗しましたが、上記（特別損失の計上）のとおり、連結・個別ともに特別損失11,490百万円を計上したことから、四半期純利益は前回発表予想に対し大幅に減少いたしました。（通期業績予想の修正）　上記（特別損失の計上）のとおり、連結・個別ともに特別損失11,490百万円を計上したことを反映し、前回発表予想値を修正いたしました。（注）上記に記載した予想数値は、当社が現在入手している情報に基づいており、実際の業績は様々な要因により大きく異なる可能性があります。