テノックス、非開示だった今期経常は42％減益、未定だった配当は33円実施

　テノックス <1905> [ＪＱ] が8月7日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比42.3％減の6.8億円に落ち込む見通しと発表した。

　同時に、従来未定としていた今期の上期配当を11円(前年同期は16円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も22円実施する方針とした。年間配当は33円となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年3月期の通期連結業績予想について、2020年5月12日の「2020年3月期 決算短信〔日本基準〕（連結）」公表時には、新型コロナウイルス感染症の経済活動への影響について、不確定な要素が多く合理的に見積もることが困難であったため未定としておりましたが、今般、受注高及び今後の受注環境等、現時点で入手可能な情報や予測を基に作成した業績予想を開示させていただきます。　売上高につきましては、新型コロナウイルス感染症再拡大の懸念から国内景気の低迷が長引くことが想定される中、工事売上高は前期実績と同程度で推移するものの、商品売上高の減少が予想され、前年同期を若干下回る177億円（前年同期比4.8%減）となる見込みであります。　また、利益につきましては、国内景気が低迷することで受注環境の厳しさが増し、工事利益率の低下を招くものと予想しております。また調査研究費を中心とした一般経費が増加することから、営業利益6億60百万円（前年同期比42.1%減）、経常利益6億80百万円（前年同期比42.3%減）、親会社株主に帰属する当期純利益4億20百万円（前年同期比45.4%減）となる見込みであります。

　　当社は、株主の皆さまへの利益還元を経営の重要課題と位置づけ、安定配当の継続を重視しつつ当該期の業績や財政状態に加え、中期的な見通しも勘案して具体的には連結配当性向30％程度の配当を実施することを基本方針としております。　上記方針に基づき、2021年3月期の連結業績等を勘案し、1株当たり配当予想を、普通配当23円00銭といたしました。また、当社は2020年7月8日会社創立50周年を迎えることができ、その記念配当として1株当たり10円00銭とし、普通配当に加え合計33円00銭にすることといたしました。※業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき算出したものであり、実際の業績は今後さまざまな要因によって異なる結果となる可能性があります。