五洋建は大幅安、工事損失計上で２２年３月期業績予想を下方修正

　五洋建設<1893.T>が大幅安となっている。１０日の取引終了後、２２年３月期の連結業績予想について、売上高を４９１０億円から４６００億円（前期比２．３％減）へ、営業利益を２９０億円から１８０億円（同４０．９％減）へ、純利益を２００億円から１１５億円（同４５．２％減）へ下方修正したことが嫌気されている。

　国内土木及び海外の受注高が計画を下回る見込みとなったことに加えて、シンガポールの大型土木工事において、現地地盤条件の不一致やロックダウンによる工事中断などの影響で工事原価が増大し、約５０億円の工事損失を計上したことなどが要因としている。

　なお、第３四半期累計（４～１２月）決算は、売上高３２６５億９６００万円（前年同期比４．６％減）、営業利益１２９億５４００万円（同４１．４％減）、純利益８９億９１００万円（同４０．１％減）だった。

出所：MINKABU PRESS