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【東洋建設】技術者の能力向上にAIを活用した新システムを導入

配信元:PR TIMES
投稿:2024/03/05 13:48
東洋建設株式会社(代表取締役社長:大林 東壽)は、自ら挑戦するレジリエント企業を目指す中で、技術者の能力向上を重点施策としており、2024年2月22日付で建築施工職員を対象に、AIによる「能力評価システム※1」と「LMS(学習管理システム※2)」を導入しました。将来的には収集した能力評価データを人事データと結合し、各個人のロードマップ、能力に応じた研修プログラムやジョブローテーションへの活用を予定しています。


 これまで当社建築部門では、入社から10年で作業所長を育成する「10年教育プログラム」を実施しており、若い職員に責任ある業務を任せることで自己のモチベーション向上に繋げるとともに、不均衡な年齢構成の打開策として運用していました。しかし、「10年教育プログラム」は、自己の現状レベルを把握するための客観的かつ定量的な分析データがなく、目標の到達レベルが分かりづらいという課題がありました。

 そこで、建築施工職員が「目指すべき到達レベル」「自らの能力」「同一職位の平均能力」を適切に把握し、明確なロードマップと実行性のある目標設定を行うことで、モチベーションとエンゲージメントのより一層の向上を図ることを目的として、「能力評価システム」を新たに導入しました。
 このシステムは職位ごとに設定されている能力要件について、組織運営や工事管理等における達成レベルを172項目に分類し、人材管理システム※3で評価したものをAIの分析により「能力評価シート」としてフィードバックします。自身のスコアや同一職位における偏差値と平均値、スキルの特徴を客観的に把握することができ、積み重ねてきた成長の軌跡がここに記録され、より実効性のある目標設定を行うことが可能になります。

 また「10年教育プログラム」では、工程管理や施工図の作成、予算管理などの課題を集合研修や先輩社員によるOJTにより運用していましたが、この一部をeラーニングに移行し、「いつでも」「どこでも」「何度でも」学ぶことができる教育プラットフォームとして「LMS」を導入しました。「LMS」での学習成果は「能力評価システム」のスコアに反映されるため、知識の習得やスキル向上のためのモチベーション向上に繋がることはもちろん、時間や場所の制約がなく学習することが可能になります。

 当社は、従業員が自ら成長し、自己の価値向上を実感できるとともに、誰もが高い目標を持ち、いきいきと働ける職場づくりのため、今後も教育体制や環境整備に積極的に取り組んでまいります。

※1 能力評価システム:株式会社L is B(開発協力)
※2 学習管理システム:SmartSkill Campus/株式会社レビックグローバル(提供)
※3 人材管理システム:HRBrain/株式会社HRBrain(提供)

 
配信元: PR TIMES
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