名工建、上期経常を一転32％増益に上方修正・2期ぶり最高益、通期も増額、未定だった配当は30円実施

　名工建設 <1869> [名証２] が10月29日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の15.5億円→35.7億円(前年同期は27億円)に2.3倍上方修正し、一転して32.3％増益を見込み、一気に2期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。
　上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の35億円→58億円(前期は66.1億円)に65.7％上方修正し、減益率が47.0％減→12.3％減に縮小する見通しとなった。

　同時に、従来未定としていた今期の上期配当を15円(前年同期は11円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も15円実施する方針とした。年間配当は30円となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（１）令和4年3月期第2四半期（累計）連結の業績は、当第2四半期にて前回予想より工事利益率が上昇することに　　 より、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する四半期純利益とも増加する見込となりました。（２）令和4年3月期通期連結の業績予想につきましては、第2四半期累計期間の業績予想を踏まえ、上記のとおり　　 修正いたします。

　当社は安定収益を確保して、株主資本の充実や設備投資に備えた内部留保を行いながら、安定配当を行うことを基本方針としております。当社グループの当期の業績や今後の事業環境を総合的に勘案し、中間配当金につきましては、令和３年11月29日を配当支払開始日として、1株につき15円とさせていただきます。なお、期末配当金予想につきましては、1株につき15円を予想しております。