清水建、前期経常を赤字縮小に上方修正

　清水建設 <1803> [東証Ｐ] が4月24日後場(13:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常損益を従来予想の330億円の赤字→198億円の赤字(前の期は565億円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の381億円の赤字→249億円の赤字(前年同期は422億円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　＜個別業績予想＞　売上高は、国内建築及び国内土木工事の施工が順調に進捗し、完成工事高が増加したことなどから、前回予想に比べ479億円の増加で見込みます。　営業利益は、国内建築工事において、第４四半期に引渡しを行った工事の工事採算が改善したことなどから、前回予想に比べ74億円の増益で見込みます。　また、営業利益が増加したことに加え、為替差益41億円を計上する見込みとなったことなどから、前回予想に比べ、経常利益は116億円、当期純利益は66億円の増益で見込みます。　なお、完成工事利益率は、前回予想の△0.9%（建築△3.3%、土木10.8%）に対し、△0.5%（建築△2.9%、土木10.2%）となる見込みです。＜連結業績予想＞　主として個別業績予想の修正に伴い、連結業績予想を修正するものです。(注)上記の業績予想は、本資料の発表日現在入手可能な情報に基づいて作成しています。実際の業績は、様々な要因により予想値と異なる可能性があります。