美樹工業、今期経常を35％下方修正

　美樹工業 <1718> [ＪＱ] が10月29日大引け後(15:30)に決算を発表。18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比40.3％減の10.9億円に落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の17億円→11億円(前期は18.9億円)に35.3％下方修正し、減益率が10.1％減→41.8％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の10.5億円→4.5億円(前年同期は9.4億円)に56.9％減額し、一転して51.8％減益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比49.2％減の4.5億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の9.7％→6.5％に大幅悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（連結）　連結業績予想につきましては、受注は堅調に推移しておりますが、当社において工事進行基準物件の中で進捗率に遅れが発生している物件が存在するとともに、前年同期と比較して原材料や労務費が高騰しており、収益性が低下していることに加え、連結子会社であるセキスイハイム山陽株式会社及び株式会社リブライフにおいて、第４四半期連結会計期間に見込んでいた引渡棟数が少ないこと等から、売上高は前回予想比9.7％減の28,000百万円、営業利益は前回予想比35.3％減の1,100百万円、経常利益は前回予想比35.3％減の1,100百万円、当期純利益は前回予想比42.0％減の580百万円とそれぞれ前回発表予想を下回る見込みであります。（個別）　個別業績予想につきましては、受注は堅調に推移しておりますが、工事進行基準物件の中で進捗率に遅れが発生している物件が存在するとともに、前年同期と比較して原材料や労務費が高騰しており、収益性が低下していること等から、売上高は前回予想比12.1％減の14,500百万円、経常利益は前回予想比28.0％減の900百万円、当期純利益は前回予想比38.8％減の520百万円とそれぞれ前回発表予想を下回る見込みであります。※　業績予想につきましては、発表日現在において当社が入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。