「2024年3月期をもって石炭生産分野及び石炭販売分野は終了する見通し」
（2023年3月期決算説明資料 p.20）

上記会社説明にもある通り今期をもって石炭事業は終了となる見通しだが、それを考慮した上での株価を以下にて予想する。

【データ】
　①2023/3月期 セグメント利益（単位：百万円）
　　　石炭分野　33,922
　　　生活関連　3,718
　　　合計(全社費用調整後)　35,789
　②上場来高値　4,590.0 （2022年8月9日）

【試算】
　①の全社利益35,789百万円を達成した時に、②の上場来高値4,590を更新したという前提の元、
　①の生活関連3,718百万円のみを利益とした場合の株価を試算　

【結果】
　予想株価 477.0
　（=3,718÷35,789×4,590)

以上、予想株価を477.0としているが、これは決して大袈裟な数字ではない。
将来的には大幅に企業規模縮小が見込まれており、会社としては石炭事業で得た内部留保を新しい事業への投資に充てるべきである。
しかし、記念配当や自社株買いといったその場しのぎの株価対策に資金を費やすのみであり、グループ会社の収益頼みとなるこの会社の将来性には現状期待できない。
買い手に対してはいち早く手放すことを強くお薦めする。
（小林）