ETF売買動向＝10日前引け、野村電力ガス、ｉＦＥナ百ベが新高値

　10日前場の上場投資信託（ETF）および指数連動証券（ETN）の売買状況は、ETF・ETN合計の売買代金が前日比42.9％増の2653億円。うち、日経平均株価に連動するETF（ベアETF・レバレッジETFを含む）22銘柄の売買代金は同37.2％増の2168億円だった。

　個別では国際のＥＴＦ　ＶＩＸ短期先物指数 <1552> 、ＮＥＸＴ　電力・ガス電力・ガス <1627> 、ｉＦｒｅｅＥＴＦ　ＮＡＳＤＡＱ１００インバース <2842> 、ＮＥＸＴ　香港ハンセン・ベア <2032> が新高値。マザーズ・コア上場投信 <1563> 、ｉシェアーズ　米ドル建てハイイールド社債　ＥＴＦ <1497> 、上場インデックスファンド豪州国債（為替ヘッジなし） <2844> 、ｉシェアーズ米ドル建て新興国債券ＥＴＦ（為替ヘッジあり） <2622> 、上場インデックスＮＡＳＤＡＱ１００為替ヘッジあり <2569> など26銘柄が新安値をつけた。

　そのほか目立った値動きではＮＥＸＴ　ＮＯＴＥＳ　ドバイ原油先物　ベア　ＥＴＮ <2039> が4.18％高、ｉＦｒｅｅＥＴＦ　中国科創板　５０（ＳＴＡＲ５０） <2628> が3.26％高と大幅な上昇。

　一方、ＮＥＸＴ　原油ブル <2038> は12.40％安、ＷｉｓｄｏｍＴｒｅｅ　エネルギー指数上場投資信託 <1685> は9.42％安、ＷＴＩ原油価格連動型上場投信 <1671> は6.97％安、ＷｉｓｄｏｍＴｒｅｅ　ＷＴＩ　原油上場 <1690> は6.88％安、ＮＥＸＴ　ＮＯＭＵＲＡ原油インデックス連動型上場投信 <1699> は6.71％安と大幅に下落した。

　日経平均株価が244円安と急落するなか、日経平均に連動するETFでは、ＮＥＸＴ日経平均レバレッジ <1570> が売買代金1178億7000万円となり東証全銘柄でトップ。過去5営業日における前引け時点の平均売買代金788億9200万円を大きく上回る活況となった。

　その他の日経平均ETFではＮＥＸＴ　日経平均ダブルインバース・インデックス <1357> が279億1200万円、楽天ＥＴＦ－日経ダブルインバース指数連動型 <1459> が168億7700万円、日経平均ブル２倍上場投信 <1579> が130億7400万円、日経平均ベア２倍上場投信 <1360> が129億7900万円、楽天ＥＴＦ－日経レバレッジ指数連動型 <1458> が79億7600万円の売買代金となった。

株探ニュース