815円
ベステラのニュース
■アウトソシン <2427> 1,453.5円 (+300円、+26.0%) ストップ高
東証プライムの上昇率トップ。アウトソーシング <2427> [東証P]がストップ高。8日の取引終了後、MBOの一環として、米投資会社ベインキャピタル傘下のBCJ-78(東京都千代田区)が同社株の非公開化を目指してTOBを実施すると発表しており、TOB価格1755円にサヤ寄せする格好となった。株式市場からの短期的な収益改善圧力に左右されることなく、オーガニック成長の加速やグローバル規模での人材流動ネットワークの確立、グローバルにおける内部統制の強化を通じた経営の効率化などに取り組むのが狙い。買付予定数は1億2600万2664株(下限8396万1300株、上限設定なし)で、24年1月下旬をメドに公開買い付け開始を目指す予定。なお、TOB成立後、アウトソシンは所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、この発表を受けて東京証券取引所は同社株式を12月8日付で監理銘柄(確認中)に指定している。
■ホーブ <1382> 2,565円 (+500円、+24.2%) ストップ高
ホーブ <1382> [東証S]がストップ高。同社は8日取引終了後、セトラスホールディングス(香川県高松市)と、いちご新品種の品種登録共同出願を行い、受理されたと発表。これが材料視されたようだ。両社は2020年に、いちごの品種の共同開発に関する契約を締結し、高温環境下での栽培に適する新品種の開発を目指してきた経緯があり、このほど「せとペチカ」の名称で農林水産省に品種登録を出願。これにより、従来の冷涼な地域だけでなく、温暖で高温環境となる地域にも栽培エリアが拡大でき、近年の猛暑環境下でも安定生産が期待できるという。
■HEROZ <4382> 1,575円 (+300円、+23.5%) ストップ高
HEROZ <4382> [東証S]がストップ高。前週末8日の取引終了後に発表した第2四半期累計(5-10月)連結決算で、売上高23億3500万円(前年同期比3.1倍)、営業利益2億5200万円(同6.7倍)、最終損益3000万円の赤字(前年同期5億1300万円の赤字)と大幅営業増益となったことが好感された。主力のAI/DX事業で、LLM(大規模言語モデル)を含むAIに関する投資の拡大や注目度向上を受けて案件数・引き合いの増加や大型案件の獲得などがあり、BtoB領域の収益が大幅に拡大したほか、BtoC領域も藤井聡太竜王・名人による史上初の8冠獲得に伴う将棋ブームを追い風に安定した収益を上げた。また、AI Security事業で顧客数が継続的に増加したことも寄与した。なお、24年4月期通期業績予想は、売上高48億円(前期比61.0%増)、営業利益4億円(同55.1%増)、最終利益3000万円(前期5億7400万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。
■フリービット <3843> 1,333円 (+210円、+18.7%)
東証プライムの上昇率2位。フリービット <3843> [東証P]が3日ぶり急反騰。前週末8日の取引終了後、24年4月期の連結業績予想について、売上高を500億円から530億円(前期比13.3%増)へ、営業利益を50億円から55億円(同37.2%増)へ、純利益を25億円から30億円(同67.4%増)へ上方修正し、あわせて未定としていた配当予想を期末一括27円(前期8円)にすると発表したことが好感された。フリービットを中心とする5Gインフラ支援事業におけるMVNO向け支援事業(MVNE)の規模が拡大していることに加え、フルスピード及びその子会社の企業・クリエイター5GDX支援事業におけるアフィリエイトサービスの顧客獲得、5G生活様式支援事業におけるギガプライズ <3830> [名証N]及びその子会社の集合住宅向けインターネットサービスの提供戸数などが順調に推移し、上期(5~10月)業績が想定を上回る着地となったことが要因としている。なお上期決算は、ギガプライズの決算期変更に伴い単純な前年同期比較はできないものの、売上高270億7300万円、営業利益30億7100万円、純利益19億8000万円だった。同時に、スマートフォン上で動作するレイヤ1ブロックチェーン「TONE Chain」を全株主に対して開放し、既存の株主優待に加えてスマホで簡単に動作する「株主NFT」の配布を今年度内に開始すると発表した。スマホ充電中に「TONE Chain」を動作させることで、「TONE Chain」のシーリング(マイニング)に参加し報酬を得ることができるとしている。
■鳥貴族HD <3193> 3,335円 (+501円、+17.7%) ストップ高
東証プライムの上昇率3位。鳥貴族ホールディングス <3193> [東証P]がストップ高。前週末8日の取引終了後に8~10月期決算を発表。売上高が前年同期比33.6%増の96億2600万円、営業利益が同12倍の7億5000万円と好調だったことから、これを好感した買いが入った。新型コロナウイルスの5類移行に伴い、消費活動に大きく持ち直しがみられたことが追い風となった。通期の増収増益見通しに変更はない。
■東電HD <9501> 891.6円 (+113.8円、+14.6%)
東証プライムの上昇率4位。東京電力ホールディングス <9501> [東証P]が4日続急騰。時価は2015年8月以来8年4ヵ月ぶりの高値に買われた。売買代金もプライム市場でレーザーテック <6920> [東証P]に次ぐ高水準となっており、個人投資家など短期資金の参戦が一段と活発化していることをうかがわせる。同社の柏崎刈羽原発の再稼働に向けた動きが前進しているとの見方が強まるなか、短期マネーを誘導した。市場では「仮に柏崎刈羽原発が再稼働したからといって、東日本大震災時の原発事故に関する賠償負担などを考慮すると、同社のファンダメンタルズが急改善するとは考えにくい。だが、今は空売りを呼び込むことで踏み上げ相場に発展しつつある」(ネット証券アナリスト)と指摘する。同社株は日証金で貸借倍率が0.48倍と売り長で逆日歩がついた状態にあり、買い戻しを誘発しやすい。また、同社株だけではなく、周辺の原発関連株にも投資資金の流入が観測され、11日は日本ギア工業 <6356> [東証S]が8%超高に買われるなど物色人気化した。
■アルトナー <2163> 1,978円 (+252円、+14.6%)
東証プライムの上昇率5位。アルトナー <2163> [東証P]が3日ぶり急反騰。前週末8日の取引終了後、24年1月期単独業績予想について、売上高を97億9700万円から100億4900万円(前期比8.7%増)へ、営業利益を13億2500万円から15億2600万円(同27.8%増)へ、純利益を9億2000万円から10億6100万円(同18.6%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を32円から37円50銭へ引き上げたことが好感された。キャリア採用の進捗が遅れたものの、技術者単価の上昇や新卒技術者の前倒し配属の影響により第3四半期累計(2-10月)決算が増収増益となったことに加えて、第4四半期以降も来期に向けて引き続き技術者要請が高まると予想されることが要因としている。なお、年間配当予想は75円(前期60円)となる予定だ。同時に発表した第3四半期累計決算は、売上高75億5300万円(前年同期比9.6%増)、営業利益11億6600万円(同25.0%増)、純利益8億2000万円(同25.6%増)だった。
■カナモト <9678> 2,846円 (+264円、+10.2%)
東証プライムの上昇率8位。カナモト <9678> [東証P]が3日ぶり急反騰。9月28日につけた年初来高値2758円をクリアし2ヵ月半ぶりに新高値圏に突入している。北海道を地盤に建設機械レンタルを主要事業とするが、営業エリアを関東にも広げるほか、海外展開にも注力している。同社が前週末8日取引終了後に発表した24年10月期の業績予想は、営業利益が前期比18%増の141億円と2ケタ増益を見込んでおり、これを好感する買いを呼び込んだ。建機のレンタル価格引き上げや稼働率の上昇などが業績を後押しする見通し。また、同日に90万株、金額ベースで20億円を上限とする自社株買いも発表しており、これも物色人気を助長する形となった。なお、同社は北海道を本拠とすることで、日の丸半導体新会社として注目を浴びるラピダス関連のプロジェクト特需も期待されている。
■山岡家 <3399> 3,095円 (+285円、+10.1%)
丸千代山岡家 <3399> [東証S]が続急騰。前週末8日の取引終了後に発表した11月度売上高速報で、既存店売上高が前年同月比34.5%増と20ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客数が同30.0%増と大幅に伸びたことが牽引した。また、客単価も同3.4%増だった。
■トレファク <3093> 1,337円 (+84円、+6.7%)
トレジャー・ファクトリー <3093> [東証P]が3日ぶり急反発。前週末8日の取引終了後に発表した11月度の月次単体売上概況で、既存店売上高が前年同月比11.2%増と27ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。月の前半に販売促進キャンペーンを実施したことや、月の中旬から気温が低下し冬物衣料や冬物家電の販売が好調だったこと、更にインバウンド顧客の拡大によりブランド品の販売が好調だったことなどが寄与した。なお、全店売上高は同21.1%増だった。
■ベステラ <1433> 1,067円 (+67円、+6.7%)
ベステラ <1433> [東証P]が4日ぶり急反発。前週末8日の取引終了後に発表した第3四半期累計(2-10月)連結決算が、売上高58億6200万円(前年同期比51.7%増)、営業利益1億円(前年同期700万円)、最終利益1億100万円(前年同期比6.0倍)となったことが好感された。新規の大型工事の受注・引き合いが好調に推移し、受注工事の着工時期が第2四半期以降に集中したことや、新たにグループに加わったオダコーポレーション及びTOKENとのシナジーにより売上高は第3四半期として過去最高を更新した。また、大型の進行基準工事の順調な進捗が利益を押し上げた。24年1月期通期業績予想は、売上高80億円(前期比46.6%増)、営業利益2億1000万円(前期2億1500万円の赤字)、最終利益1億9500万円(同6400万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。
■光・彩 <7878> 2,787円 (+152円、+5.8%)
光・彩 <7878> [東証S]が5日ぶり急反発。同社は8日取引終了後、24年1月期第3四半期累計(2-10月)の単独決算を発表。経常利益は前年同期比60.1%増の7100万円となり、通期計画8000万円に対する進捗率は88%超に達した。売上高は同1.5%増の25億9200万円で着地。製造原価上昇分の販売価格への転嫁、製造経費などコストの削減、生産体制の構築・強化を進めるなど各種施策に取り組んだことが奏功した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。
■メディアS <4824> 310円 (+16円、+5.4%)
メディアシーク <4824> [東証G]が続急伸。同社は11日午前9時ごろ、24年7月期第2四半期累計(23年8月-24年1月)の連結業績予想を修正。営業利益の見通しは従来の2100万円から3200万円(前年同期比22.0%増)に引き上げた。売上高予想は4億5900万円から4億7500万円(同12.7%増)に上方修正。オンラインプラットフォーム「マイクラス」の受注が引き続き好調なことが主な要因だとしている。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。
■セレス <3696> 1,059円 (+54円、+5.4%)
セレス <3696> [東証P]が3日ぶり急反発。日本最大のポイントサイトや自社アフィリエイトを運営するほか、暗号資産販売所も展開している。暗号資産は苦戦しているものの、ここ最近のビットコイン価格の急騰で風向きが変わっている。ビットコイン価格は1年半ぶりに4万ドル大台を回復し、直近で4万4000ドル台をつけるなど上昇基調が鮮明となっている。そうしたなか、東京株式市場でもビットコイン関連銘柄の一角に位置する同社株への投資資金攻勢が観測される状況にある。
※11日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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