タマホーム、今期経常を1％上方修正・最高益予想を上乗せ

　タマホーム <1419> [東証Ｐ] が4月10日大引け後(15:00)に決算を発表。23年5月期第3四半期累計(22年6月-23年2月)の連結経常利益は前年同期比4.1％増の79.2億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の135億円→137億円(前期は123億円)に1.5％上方修正し、増益率が9.3％増→11.0％増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した12-5月期(下期)の連結経常利益も従来予想の65.7億円→67.7億円(前年同期は60.9億円)に3.0％増額し、増益率が7.7％増→11.0％増に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である12-2月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比26.9％減の9.9億円に減り、売上営業利益率は前年同期の2.5％→2.0％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社グループの主力事業である住宅事業において、引渡は堅調に推移、販売価格調整効果の浸透により利益率が改善し、リフォーム事業も好調に推移しました。不動産事業において、戸建分譲事業では、土地情報を収集・厳選する専任組織の能力増強に努め、仕入れ強化の取組みを進めた結果、受注・引渡とも好調に推移、オフィス区分所有権販売事業においても積極的に販売活動を進めました。このような状況を踏まえ、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益については、前回発表予想を上回ることとなったため、通期業績の見通しを修正いたします。

　当社は、株主の皆様への適切な利益還元を経営における重要課題のひとつとして認識しており、安定配当の維持、継続を基本方針としております。　この度、前回発表の普通配当135円、記念配当35円の記念配当を普通配当へとその内容を変更し、株主の皆様の日頃のご支援にお応えするとともに今後も引き続きご支援を賜りたく、株主還元を記念配当による一時的なものではなく、普通配当による継続性のあるものにいたします。これにより2023年５月期の１株当たり期末配当金は、普通配当170円となります。※上記の業績予想は、現時点において合理的と判断できる情報に基づき判断したものであり、実際の業績は予想数値と異なる可能性があります。