2,566円
ミライト・ワンのニュース
■カプコン <9697> 2,736円 (+103円、+3.9%)
カプコン <9697> が大幅反発。岩井コスモ証券は27日、同社株の投資判断「A」と目標株価4000円を継続した。同社が26日に発表した第3四半期累計(21年4-12月)の連結営業利益は前年同期比43.9%増の350億9600万円と好調だった。新ゲームソフト「バイオハザード ヴィレッジ」などの販売が伸びた。同証券では22年3月通期の同利益は会社予想420億円(前期比21.4%増)に対して450億円への増額修正が見込めるとみている。23年3月期も家庭用ゲームソフトの大型新作の投入で同利益は550億円への増益を予想。同社が研究開発を進めるメタバースへの取り組みにも注目している。
■郵船 <9101> 8,300円 (+290円、+3.6%)
日本郵船 <9101> が大幅反発。そのほか商船三井 <9104> 、川崎汽船 <9107> など大手をはじめ海運株が軒並み高。業種別値上がり率でトップとなった。前日27日の米国株市場では取引後半になって値を消し、ハイテク株への売り圧力が改めて浮き彫りとなるなか、ナスダック総合株価指数は一段と下値を探る展開となった。一方で景気敏感株の一角には買い戻しの動きも観測された。金利上昇局面では高PERのグロース株には逆風が強いが、株価指標の割安なバリュー株は相対的に有利とみられている。海運セクターは大手3社のPERがいずれも27日時点で2倍を下回る超割安圏にあり、配当利回りも高いことで押し目買いの対象としてマークされやすい。ただ、バルチック海運指数は今月7日から直近26日まで14日連続で下落するなど、海運市況の停滞感は警戒材料となっており、上値を買い進む動きも限定的となった。
■ニチコン <6996> 1,169円 (+40円、+3.5%)
ニチコン <6996> が大幅反発。同社は27日、ハンファQセルズジャパン(東京都港区)と、自家消費型・住宅用太陽光発電システム市場における戦略的パートナーシップを締結したと発表しており、これが好感された。今回の戦略的パートナーシップは、Qセルズの持つ世界トップクラスの高効率・高品質でかつ日本の住宅屋根にフィットした小型太陽電池モジュールやITシステムに関する知見と、ニチコンが開発した 電気自動車(EV)を大容量蓄電システムとして活用できるトライブリッド蓄電システム「T3シリーズ」を組み合わせることで、来たる自家消費型市場で求められる太陽光発電システムをいち早く商品化するのが狙い。新システムは4月以降に出荷開始予定で、両社のセールスネットワークを活用した連携営業も実施するとしている。
■トヨタ <7203> 2,237円 (+74円、+3.4%)
トヨタ自動車 <7203> が70円を超える上昇で6日ぶりに大幅反発。そのほか、ホンダ <7267> 、日産自動車 <7201> など自動車株が総じて反発に転じた。米長期金利に先高期待が強まるなか、外国為替市場ではドル買い・円売りの動きを誘発、足もと1ドル=115円台半ばの推移と円安が進行している。円安は輸出セクターに有利だが、その中でも自動車セクターは為替感応度がとりわけ高く、輸出採算向上期待を拠りどころに同関連株を買い戻す動きが顕著となった。PERやPBRに割安感がありバリュー株の範疇に含まれるほか、ここトヨタをはじめ大手各社は電気自動車(EV)への前向きな取り組みがクローズアップされ、株価が刺激されやすい面もある。
■弁護士COM <6027> 4,200円 (+130円、+3.2%)
弁護士ドットコム <6027> [東証M]が大幅反発。同社は27日取引終了後、22年3月期第3四半期累計(4-12月)単独営業利益は8億3300万円(前年同期比3.7倍)となり、過去最高を更新したと発表した。通期の利益見通しは市場環境の急速な変化に対応した機動的な投資判断が必要との観点から、引き続き非開示とした。第3四半期(10-12月)はクラウドサインを中心として、各サービスが堅調だったとしている。
■コネクシオ <9422> 1,363円 (+40円、+3.0%)
コネクシオ <9422> が4日ぶりに大幅反発。同社は27日取引終了後、22年3月期単独業績予想について、売上高を1900億円から1850億円(前期比2.0%減)へ、営業利益を97億円から80億円(同25.1%減)へ、純利益を66億円から57億円(同24.4%減)へ下方修正すると発表したが、株価は前日27日まで3日続落となっていたため、材料出尽くし感が広がったようだ。あわせて発表した22年3月期第3四半期累計(4-12月)単独営業利益は53億5800万円(前年同期比33.2%減)だった。上期の業績は期初想定通りに推移したものの、第3四半期(10-12月)の業界環境が厳しく、キャリア代理店ビジネス収益の悪化により利益が大幅に減少したため、通期見通しを下方修正するとした。
■三菱商 <8058> 3,895円 (+102円、+2.7%)
三菱商事 <8058> が反発。そのほか、三井物産 <8031> 、伊藤忠商事 <8001> 、丸紅 <8002> 、住友商事 <8053> など総合商社株の上げ足が目立った。WTI原油先物価格は前日27日こそ反落したもののここ上昇基調が続いており、26日には終値で1バレル=87ドル台をつけるなど2014年10月以来の高値水準にある。資源分野への投資事業を手掛ける総合商社は、原油高を背景に収益環境には追い風が吹く。そうしたなか、来週2月3日に各社の決算発表が集中(住友商は4日)しており、好決算期待の買いを呼び込んだ。28日は全体相場の反発に伴うインデックス買いも入ったもようだが、27日は日経平均が急落する中にあっても総合商社の株価は相対的に底堅さを発揮していた。
■KOA <6999> 1,400円 (+35円、+2.6%)
KOA <6999> が反発。同社は27日取引終了後、最近の景気動向などを踏まえ、未定としていた22年3月期連結業績予想について、売上高643億5000万円(前期比27.7%増)、営業利益59億8000万円(同2.6倍)、純利益48億6000万円(同2.4倍)、年間配当予想は36円(前期は13円50銭)と開示した。あわせて発表した22年3月期第3四半期累計(4-12月)連結営業利益は45億9700万円(前年同期比3.7倍)だった。前年にコロナ禍の影響で停滞した需要が回復しており、全地域の自動車向けや産業機器向けが好調であるとした。
■ニチレキ <5011> 1,279円 (+27円、+2.2%)
ニチレキ <5011> が5日ぶりに反発。27日の取引終了後、22年3月期の期末一括配当予想を40円から42円へ増額修正したことが好感された。前期実績に対しては4円の増配となる予定だ。
■三洋化 <4471> 5,210円 (+110円、+2.2%)
三洋化成工業 <4471> が4日ぶり反発。同社は27日、京都大学発の半導体ベンチャー企業であるFLOSFIA(京都市西京区)に資本参画すると発表した。FLOSFIAは、電力変換用に用いられる パワー半導体として圧倒的な材料ポテンシャルを有する最先端半導体材料「コランダム構造酸化ガリウム」を用いた半導体デバイスの事業化に取り組んでいる。三洋化は連携を強化し、パワー半導体の量産プロセスの確立やパワーモジュールの社会実装を支援するとした。
■TOKAI <3167> 861円 (+16円、+1.9%)
TOKAIホールディングス <3167> が4日ぶりに反発。同社は27日取引終了後、22年3月期第3四半期累計(4-12月)連結営業利益が92億4800万円(前年同期比6.6%減)と発表した。通期計画152億4000万円(前期比0.1%増)に対する進捗率は60.7%にとどまったが、社内計画を上回って推移しているとして業績予想が据え置かれたため、安心感が広がったようだ。セグメント別の営業利益は、エネルギーは顧客獲得費用の増加などによって前年同期比23.8%減となったが、建築設備不動産、CATV、情報通信は上振れたとしている。
■西武HD <9024> 1,124円 (+20円、+1.8%)
西武ホールディングス <9024> が3日ぶりに反発。27日の取引終了後、連結子会社の西部鉄道が保有する西武建設株の一部をミライト・ホールディングス <1417> に売却することにより、売却益約380億円を第4四半期業績に特別利益として計上すると発表しており、これが好材料視された。なお、この売却により西武建設は連結範囲から除外されることになる。これに伴う22年3月期業績予想及び24年3月期を最終年度とする中計への影響は精査中としている。
■有沢製 <5208> 1,002円 (+14円、+1.4%)
有沢製作所 <5208> が4日ぶりに反発。同社は27日取引終了後、22年3月期連結純利益予想を27億円から34億円へ上方修正すると発表した。投資有価証券売却益を計上したためとし、売上高434億円、営業利益33億円の見通しは据え置かれた。いずれも「収益認識に関する会計基準」適用のため、前年との比較は記載されていない。22年3月期第3四半期累計(4-12月)連結営業利益は28億300万円だった。会計基準変更で単純な比較はできないものの、前年同期の22億2300万円を上回った。セグメント別で電気絶縁材料、ディスプレイ材料が大幅増益だったとしている。
■第一生命HD <8750> 2,601.5円 (+34円、+1.3%)
第一生命ホールディングス <8750> が3日続伸。そのほか、T&Dホールディングス <8795> も続伸となった。前日27日は日経平均が840円あまりの急落をみせるなかで両銘柄ともプラス圏で引ける強さをみせた。米国では長期金利の先高期待が高まっているが、国内でもその流れが波及しつつある。足もとで海外投資家が日本の中長期債を売る動きが活発化している。日銀の金融政策の正常化に向けた準備を進めているとの思惑が波及している。金利上昇を背景に大手生保株は運用環境が改善するとの思惑が、株価の刺激材料となった。
■アンリツ <6754> 1,531円 (+20円、+1.3%)
アンリツ <6754> が6日ぶり反発。同社は27日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高を1140億円から1100億円(前期比3.8%増)へ、営業利益を205億円から175億円(同10.9%減)へ、純利益を162億円から140億円(同13.1%減)へ下方修正すると発表した。株価は前日まで5日続落となっていたこともあり、決算通過でアク抜け感が広がったようだ。22年3月期第3四半期累計(4-12月)営業利益は109億4300万円(前年同期比22.2%減)だった。半導体不足の影響などによって通信計測事業及びPQA事業が期初の計画を下回る見込みであるため、業績予想を下方修正するとした。
※28日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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