ウエストＨＤ、上期経常を一転22％減益に下方修正

　ウエストホールディングス <1407> [ＪＱ] が3月25日午前(10:00)に業績修正を発表。22年8月期第2四半期累計(21年9月-22年2月)の連結経常利益を従来予想の36.2億円→23.5億円(前年同期は30.2億円)に35.2％下方修正し、一転して22.2％減益見通しとなった。
　なお、通期の経常利益は従来予想の109億円(前期は96.4億円)を据え置いた。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社グループの事業セグメントのうち、電力事業セグメントにおいて、世界的エネルギー価格の上昇に伴う供給電力量の逼迫・市場価格の高騰により、電力仕入価格が大きく上昇、利益を圧迫した結果、売上高、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益は、前回発表予想を下回る見通しとなりました。　こうした事態を受け、当社は2022年３月25日開催の取締役会において当社グループの株式会社ウエスト電力における電力小売事業の廃止を決議いたしました。事業廃止後は電力仕入価格の変動リスクを分断することとなり、当社グループの電力事業セグメントは、需要の急成長が見込めるグリーン電力事業に大きく軸足を移すこととなります。　なお、電力小売事業の当期首から事業廃止までに生じた損失は、再生可能エネルギー事業において、第４四半期に低圧非FIT発電所の大量販売を予定しており、主に当該事業の当初計画からの上積みにて、電力売上の減少分も含め、カバーすることが可能であると判断しております。したがいまして、現時点で通期の連結業績予想の修正は行う予定はございません。今後の業績動向を踏まえ、業績予想を見直す必要が生じた場合は速やかに開示いたします。（注）上記の予想は、現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであります。実際の業績等は様々な要因により予想数値と異なる場合があります。