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―今月は中小型中心に15社登場、大型株から中小型株に人気シフトの期待―
日経平均株価が史上最高値を更新し、4万円の大台に乗せるなか、IPO銘柄を中心に中小型株にも見直し機運が台頭しつつある。そんななか、3月下旬から春のIPOが始まる。 2月IPOは大幅高となる銘柄も目立つなど、人気復活機運が台頭し始めている。今月は15社の新規上場銘柄が登場する。春のIPO相場の行方を探った。
●2月IPOは軒並み上昇、昨年の不振から潮流変化も
IPO市場に復活機運が浮上している。昨年後半以降、日経平均株価を中心とする大型株は上昇基調を強める一方で、中小型株を中心とするIPO銘柄はさえない展開が続いた。昨年12月は15社が新規公開したが、そのうち8社の初値は公開価格割れとなった。海外投資家を中心とする買いが相場を押し上げるなか、時価総額が小さいIPOなど中小型株は物色の圏外とされた。ただ、2024年に入り2月IPOがスタートするとそのパフォーマンスには変化が見え始めている。
2月IPOでは5社が登場。24年の第1号となったSOLIZE <5871> [東証S]の初値は公開価格に比べ37%の上昇と底堅いスタートを切り、セカンダリー市場に移ってからも買い人気を集め、上場から2週間程度で株価は初値から2倍超の水準に上昇した。また、バイオベンチャーのVeritas In Silico <130A> [東証G]の初値は公開価格に対し2倍に急騰、立ち呑み居酒屋を中心に飲食店を展開する光フードサービス <138A> [東証G]は、上場初日は値がつかず2日目に公開価格比で2.2倍と人気を集めた。Cocolive <137A> [東証G]も同じく2.2倍に跳ね上がり、VRAIN Solution <135A> [東証G]は約74%の上昇だった。
5銘柄のうち3銘柄の初値が2倍化したのは、最近のIPOではみられなかった好パフォーマンスだ。「日経平均株価が上昇基調を強めるなか、IPO銘柄への再評価機運が台頭し始めている様子だ」(市場関係者)という。アベノミクスの上昇相場の際も当初は大型株主導だったが、その後中小型株に物色が波及したことも想起されているようだ。
●3月IPOは中小型株中心で値の飛ぶ展開に期待
そんななか、3月IPOは15社が登場する。東証スタンダードが1社、東証グロースが14社という内訳で、IPOの銘柄数は昨年3月と同じ水準だ。3月IPOがスタートするのは21日からで1日4社程度が上場する日もある。東証プライムへの上場はないが、想定発行価格ベースでは、資金吸収額が100億円を超えそうな銘柄が2社あるものの、おおむね中小型銘柄の上場が目立つ。
●トライアル、ソラコムの動向が相場左右も
21日にはSTG <5858> [東証G]が上場する。同社はマグネシウム及びアルミニウムダイカスト製品の製造・販売を手掛ける。TOKYO PRO Marketからの市場変更となる。資金吸収額は7億円程度の見込み。また、トライアルホールディングス <141A> [東証G]の上場日は未定だが、21~26日のいずれかの日とされており、STGと同時上場となる可能性もある。トライアルは、福岡を本拠とする小売り大手で人工知能(AI)を駆使した店舗運営などが特徴。昨年4月に上場を予定していたが延期となり、今回は再挑戦となる。国内外で公募を行い、資金吸収額は400億円強と3月IPOでは最大規模となる。
トライアルに続く大型のIPOとなりそうなのが、26日に新規上場するソラコム <147A> [東証G]だ。同社はIoTプラットフォーム「SORACOM」の開発・提供を行っている。14年設立で17年にKDDI <9433> [東証P]の傘下に入っている。その成長性をどう評価するかが関心を集めている。資金吸収額は110億円前後の見通し。
●イシンやJSH、ダイブ、カウリスなど注目
22日に上場するジンジブ <142A> [東証G]は、高卒就職採用支援サービスなどを展開している。また、25日に登場するイシン <143A> [東証G]は、企業の自治体向けマーケティング支援事業や日系大手企業のグローバルオープンイノベーション支援事業などを手掛ける。26日のJSH <150A> [東証G]は地方創生事業や在宅医療事業を展開している。想定されている資金吸収額は、ジンジブやイシンが約6~7億円、JSHは約4億円と小さく地合いが悪くなければ、値が飛ぶ展開も期待できる。26日にはL is B <145A> [東証G]も上場する。同社はフィールドワーカー向けビジネスチャット「direct」を中心とする現場DXサービスの開発・提供を行っている。資金吸収額は15億円程度の見通し。
また、27日に登場するダイブ <151A> [東証G]は、リゾートバイトに特化した人材派遣などを手掛け、インバウンド関連の側面を持つ。資金吸収額は12億円前後の見通し。同じく27日には3月IPOで唯一のスタンダード市場への上場銘柄となるコロンビア・ワークス <146A> [東証S]が上場する。同社は不動産開発・不動産賃貸管理などを手掛ける。資金吸収額は30億円強。28日にはカウリス <153A> [東証G]が上場する。同社は、法人向けクラウド型不正アクセス検知サービスを運営。インターネットセキュリティー関連として注目できる。資金吸収額は20億円強の見通しだ。29日に上場するマテリアルグループ <156A> [東証G]はPR・デジタルを中心としたマーケティングコミュニケーション支援を展開。資金吸収額は50億円強とやや大きめの見通しだ。
■3月IPO一覧
コード・
上場日 上場市場 企業名 主幹事
3月21日 5858・東G STG みずほ
21~26日 141A・東G トライアルホールディングス 大和、三菱UFJ
22日 142A・東G ジンジブ SBI
25日 143A・東G イシン みずほ
26日 150A・東G JSH SBI
26日 148A・東G ハッチ・ワーク SMBC日興
26日 147A・東G ソラコム みずほ
26日 145A・東G L is B 野村
27日 151A・東G ダイブ SBI
27日 149A・東G シンカ SMBC日興
27日 146A・東S コロンビア・ワークス 野村
28日 155A・東G 情報戦略テクノロジー みずほ
28日 153A・東G カウリス SBI
29日 157A・東G グリーンモンスター みずほ
29日 156A・東G マテリアルグループ 野村
(注)東Sは東証スタンダード、東Gは東証グロース
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