ホーブが大幅安、１７年６月期業績予想の下方修正と期末配当の無配転落を発表

　ホーブ<1382.T>が大幅安。６日の取引終了後、１７年６月期の連結業績予想について、売上高を５０億４０００万円から４２億２０００万円（前期比５．９％減）へ、営業損益を１億１５００万円の黒字から７６００万円の赤字（前期６８００万円の赤字）へ、最終損益を９９００万円の黒字から８０００万円の赤字（同１億１０００万円の赤字）へ下方修正したことが売り材料視されている。

　主力のいちご果実販売において、自社品種の出荷量が９月に落ち込んだことに加えて、１０～１１月も９月の全国的な日照不足の影響で出荷数量が回復しなかったことで販売数量が抑制され、予定していた売上高、利益を確保することができなかったとしている。さらに、馬鈴薯事業でも、昨年４月に発生した熊本地震や、北海道において８月に複数の台風が上陸した影響を受けて、予定していた数量の馬鈴薯の仕入れを行うことができず、売上高、利益ともに予定を下回るという。

　また、業績予想の修正に伴い、従来４０円を予定していた期末一括配当を無配にするとあわせて発表しており、これも嫌気されているようだ。これにより、前期に続いて２期連続で無配となる予定。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）