<注目銘柄>=積水化成品、3カ月間のボックスから上放れへ
米で自動車向け衝撃吸収材を増産
積水化成品工業<4228.T>は、16年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表時に、通期の連結営業利益予想を従来の50億円から51億円(前期比29.7%増)へと小幅ながら上方修正した。食品容器関連の需要は食品トレー用途が好調に推移し、「エスレンシート(発泡ポリスチレンシート)」の売上数量は前年同期を上回っている。
さらに、同社は10月に、米国のグループ会社を通じて建設を進めていたオハイオ州の米国2番目の成形工場が完工し、発泡プラスチック成形品の生産を開始したことを発表。優れた衝撃吸収性能が評価され、自動車向けに「ピオセラン成形品(ポリスチレン・ポリオレフィン複合樹脂発泡体)」の需要が拡大しており、新工場はこれに対応する。将来的には、ピオセランだけでなく、さまざまな技術を用いてより幅広い製品を生産し、北米での更なる事業拡大に取り組むことで、17年3月期以降の業績向上につなげる。
株価は、10月以降ほぼ380~400円の極めて小幅なボックス圏での推移となっていた。ここにきて、動意含みとなっており、フシ目の10月26日高値408円を上回ってくれば、新たな上昇局面に浮上しそうだ。PERは12倍台、PBRは0.6倍台と割安水準にあり、配当利回りは2.5%と高水準にある。(朱)
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
積水化成品工業<4228.T>は、16年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表時に、通期の連結営業利益予想を従来の50億円から51億円(前期比29.7%増)へと小幅ながら上方修正した。食品容器関連の需要は食品トレー用途が好調に推移し、「エスレンシート(発泡ポリスチレンシート)」の売上数量は前年同期を上回っている。
さらに、同社は10月に、米国のグループ会社を通じて建設を進めていたオハイオ州の米国2番目の成形工場が完工し、発泡プラスチック成形品の生産を開始したことを発表。優れた衝撃吸収性能が評価され、自動車向けに「ピオセラン成形品(ポリスチレン・ポリオレフィン複合樹脂発泡体)」の需要が拡大しており、新工場はこれに対応する。将来的には、ピオセランだけでなく、さまざまな技術を用いてより幅広い製品を生産し、北米での更なる事業拡大に取り組むことで、17年3月期以降の業績向上につなげる。
株価は、10月以降ほぼ380~400円の極めて小幅なボックス圏での推移となっていた。ここにきて、動意含みとなっており、フシ目の10月26日高値408円を上回ってくれば、新たな上昇局面に浮上しそうだ。PERは12倍台、PBRは0.6倍台と割安水準にあり、配当利回りは2.5%と高水準にある。(朱)
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
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