明日の東京株式市場見通し
11日の東京株式市場は、きょうまでの3日続落で日経平均株価が合計651円安と短期間に急落していることに加え、心理的フシ目である1万9000円に接近していることもあり、自律反発の機運が高まりそうだ。
市場関係者からは「11月上旬に上昇が加速した場面があり、やや買われ過ぎた分の調整段階といえる。株価指数先物との裁定取引に伴う現物株の買い残高が高水準だったため、解消売りへの警戒感が市場心理を悪化させた。ここにきて、原油価格の下落加速に伴いオイルマネーによる日本株売りも取りざたされるなど悲観要素が重なった」との見方が出ていた。ただ、あすのメジャーSQ(特別清算指数)算出日が通過することで、売り圧力が緩和される可能性もある。
10日の東京株式市場は寄り付きから大きく売られ、その後は安値圏でもみ合う展開。日経平均株価は途中、1万9100円台に下げ渋る局面もあったが、大引けにかけて下げ幅を広げた。終値は前日比254円52銭安の1万9046円55銭と大幅安で3日続落。前日の欧米株安に加えて、外国為替市場で1ドル=121円台前半まで円高が進行し、輸出採算の悪化を懸念して精密機器、電機、機械などの主力株に安いものが目立った。
市場関係者からは「11月上旬に上昇が加速した場面があり、やや買われ過ぎた分の調整段階といえる。株価指数先物との裁定取引に伴う現物株の買い残高が高水準だったため、解消売りへの警戒感が市場心理を悪化させた。ここにきて、原油価格の下落加速に伴いオイルマネーによる日本株売りも取りざたされるなど悲観要素が重なった」との見方が出ていた。ただ、あすのメジャーSQ(特別清算指数)算出日が通過することで、売り圧力が緩和される可能性もある。
10日の東京株式市場は寄り付きから大きく売られ、その後は安値圏でもみ合う展開。日経平均株価は途中、1万9100円台に下げ渋る局面もあったが、大引けにかけて下げ幅を広げた。終値は前日比254円52銭安の1万9046円55銭と大幅安で3日続落。前日の欧米株安に加えて、外国為替市場で1ドル=121円台前半まで円高が進行し、輸出採算の悪化を懸念して精密機器、電機、機械などの主力株に安いものが目立った。