<動意株・10日>(前引け)=キョーリンHD、マルマエ、そーせい

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/12/10 11:41
 キョーリン製薬ホールディングス<4569.T>=急伸。同社は9日の取引終了後、杏林製薬が創製した「FPR2作動薬プログラム」に関するライセンスを米国ブリストル・マイヤーズスクイブ社に供与することを発表、これを好感する動き。今回の契約により、杏林製薬はブリストル・マイヤーズスクイブ社に対し、全世界での独占的な権利(開発権、製造権及び販売権)を供与し、ブリストル・マイヤーズスクイブ社から契約一時金(3500万ドル)及び、開発から承認までの進展に応じたマイルストンペイメント(最大で3億7000万ドル)、売上高に対する一定率のロイヤルティー及び販売マイルストンを受け取る。

 マルマエ<6264.T>=ストップ高カイ気配。同社は9日取引終了後、鹿児島大学大学院理工学研究科との共同研究契約を締結すると発表した。同社は液晶や半導体の製造装置向けに精密部品加工を手掛けるが、新中期事業計画において作業補助や各種ロボットを研究開発テーマとして掲げている。そのなか鹿児島大学とは、リハビリ装置の研究開発と作業筋力補助ロボットの研究開発の2件について、早期の実用化を目指し共同研究契約を結ぶ。ロボットやリハビリ装置分野は安倍政権が掲げる新3本の矢である「介護離職者ゼロ」のテーマとも絡むだけに、短期筋の資金が集中した。

 そーせいグループ<4565.T>=大幅反発。6月19日につけた年初来高値にツラ合わせとなっている。9日の取引終了後、同社が開発したNVA237(グリコピロニウム臭化物)の導出先であるノバルティス社が、NVA237を含有する新規3剤配合型吸入喘息治療薬QVM149の第3相臨床試験を開始したと発表しており、治験の順調な進展が好感されている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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