ＯＳＧコーポが４日ぶり反発し年初来高値、１対１．１株の株式分割と実質増配を好感

　ＯＳＧコーポレーション<6757.T>が４日ぶりに反発し年初来高値。７日の取引終了後、来年１月１９日を基準日として１対１．１株の株式分割を実施すると発表しており、これを好感した買いが入っている。株式の流動性の向上を図り、投資家により投資しやすい環境を整え、投資家層のさらなる拡大を目的としており、効力発生日は１月２０日。また、１６年１月期の期末配当は２５円を据え置いており、実質的な増配となることも好材料視されているようだ。

　同時に発表した第３四半期累計（２～１０月）連結決算は、売上高４５億７９００万円（前年同期比１１．９％増）、営業利益３億７５００万円（同５７．１％増）、純利益２億２００万円（同２．１倍）だった。販売店の獲得増加効果もあり、家庭用整水器が好調だったほか、業務用もドラッグストアを中心に小売店への導入が拡大した結果、主力の水関連機器事業が好調に推移した。

　なお、１６年１月期通期業績予想は、売上高５８億円（前期比４．７％増）、営業利益５億円（同３９．３％増）、純利益２億５０００万円（同４６．８％増）の従来予想を据え置いている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）