利上げ観測によるドル高一服か？・・・・

ポジション調整の流れ強まる・・・・

昨日の海外市場では、米ＦＯＭＣ議事要旨が、「大半のメンバー、12月会合までに利上げの条件整うと予想」等と云ったタカ派的な文言が目立ち、米国市場は12月利上げ開始を織り込みに行く動きとなりました。

ドル円は一時、123.75円付近まで上昇幅を拡大し、ユーロドルも1.0610ドル台まで下げ幅を拡大。一方、米国株は米景気が利上げを正当化する程に強まっているとして、引けに掛けて上げ幅を拡大する動きとなりました。

今日の東京時間にも、日経平均株価が20,000円の大台回復に迫る等、堅調な地合いとなりましたが、ドル円は123.60円台では上値が重くなり、日銀さんが政策現状維持を決めると、123.10円付近まで急落しました。

為替市場では、米利上げ観測を背景としたドル買いポジションが相当積み上がっている模様で、一旦は、ポジション調整の流れが強まり始めた模様です。その証拠にユーロドルも1.07ドル台を回復しており、ドル円も今日は調整の一日となるかもしれません。