デクセリアルズが底値離脱気配、高配当利回りのニッチトップ企業として存在感
デクセリアルズ<4980.T>が底値確認から、じわり水準を切り上げている。旧ソニーケミカルで今年7月に再上場、スマートフォン向けなど中心に光学弾性樹脂や特殊な接着材を展開し、ニッチトップ企業の象徴として注目する向きがあるようだ。16年3月期は営業利益段階で前期比23.8%増の119億円予想と好調だが、海外売上比率が7割を超え、足もとの円安基調も増額期待につながる。郵政3社が成功裏に上場を果たしたことで、市場では他のバリュー株への注目度が高まっている。そのなか、同社はROEが22%と高い一方、高水準の株主還元姿勢が評価材料となっており、今期は年間配当55円を計画、配当利回りは約4%に達していることから存在感を高める可能性が指摘されている。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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