<動意株・6日>(前引け)=サンケン、トランスG、きんでん

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/11/06 12:39
 サンケン電気<6707.T>=急騰。同社は5日取引終了後、16年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を1720億円から1620億円(前期比0.8%増)へ、営業利益を130億円から80億円(同28.6%減)へ、最終利益を81億円から25億円(同68.5%減)へそれぞれ大幅に減額した。パワー半導体に強みを持つ電子部デバイスメーカーだが、テレビや産業機械向けなどを中心に需要減速が顕著となっている。売上高が想定を下回り、それに伴う工場稼働率の低下から最終利益は従来見通しの3分の1以下に落ち込む見通し。

 トランスジェニック<2342.T>=大幅続伸。5日の取引終了後、行動医科学研究所の谷口泰造氏が保有する「認知症モデルマウス」に関する全世界での独占実施許諾契約を締結したと発表しており、業容拡大に寄与するとの見方から買いが入っているようだ。ヒトの認知症にタウ遺伝子の変異が関与することが報告されているが、同マウスは脳に変異タウ遺伝子を発現するトランスジェニックマウスで、ヒトの認知症様の学習能低下を再現することに成功したもの。

 きんでん<1944.T>=急伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が5日付でレーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエート」へ、目標株価を1900円から2000円に引き上げた。収益の大半を占める国内事業については通信キャリアの設備投資抑制の影響で受注及び完工高が低迷している情報通信部門を除くと想定を上回る状況で推移しており、全体としてポジティブな事業環境にあると指摘。今16年3月期通期業績を連結営業利益で会社側計画の280億円(前期実績293億2500万円)に対して従来予想の320億円から325億円へ、来期予想を340億円から350億円に引き上げている。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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