カルソカンセが９年半ぶり４ケタ大台乗せ、北米販売好調で通期営業利益の増額好感

　カルソニックカンセイ<7248.T>がカイ気配で始まり続伸、寄り付き時点で２００６年５月以来９年半ぶりの４ケタ大台を回復した。同社は４日取引終了後、１６年３月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を１兆円から１兆５００億円（前期比８．７％増）へ、営業利益を３５０億円から３８０億円（同２０．３％増）へ、最終利益を２２０億円から２５０億円（同２４．３％増）へ修正した。為替レートが会社想定以上に円安に推移していることで利益採算が向上したことや、北米で大型車の需要が拡大していることなどを背景に納入部品が大きく伸びた。昨年来グローバルで立ち上がった新型車種が順調に推移していることも収益機会につながっている。

カルソカンセの株価は９時８分現在９９４円（△２４円）



出所：株経通信（株式会社みんかぶ）