<動意株・1日>(前引け)=日本金属、宮地エンジ、ACCESS

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/09/01 11:55
 日本金属<5491.T>=ストップ高。きょう付の日刊工業新聞で、「日本文理大学の榎園正人特任教授らの産学の研究グループは、厚さ0.05ミリメートルと薄い電磁鋼板を積層し、モーター回転時に発生する渦電流損を従来品の半分以下に減らせるモーター鉄心を開発した」と報道。この鉄心に同社が開発した極薄鋼板が使用とされていることから、これを思惑材料視した買いが入っている。渦電流損の減少のほか、鉄心の発熱量も抑えられることから、今後の研究の進展などへの期待も高まっているようだ。

 宮地エンジニアリンググループ<3431.T>=急伸。全体軟調相場の間隙を縫って寄り付きから上値を買い進む動きがみられたが、9時45分過ぎに仕掛け的な大口買いが入り上昇加速となった。売買高も11時現在で前日終日の商いの11倍以上をこなし材料株の面目躍如となっている。国土強靭化の政策テーマを背景に高速道路や橋梁などの補修需要が高水準に推移している。同社は橋梁関連受注残が豊富で、完工高の拡大に伴い会社側の16年3月期業績見通しは増額余地がある。

 ACCESS<4813.T>=5日続伸。同社は31日取引終了後、16年1月期第2四半期累計(2~7月)の連結決算を発表。売上高は36億2900万円(前年同期比14.7%増)、営業損益は1億3500万円の赤字(前年同期5億5800万円の赤字)、最終損益は2億1300万円の黒字(同6億5300万円の赤字)だった。事前の会社側計画を上回る売上高の伸びと赤字幅の縮小を好感する買いが集中した。同社グループのネットワークソフトウェア事業を担う子会社で下期に見込んでいた一部案件を早期獲得し売り上げを前倒し計上したことなどにより、売上高が膨らんだ。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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