<動意株・19日>(前引け)=東芝、タダノ、ラクオリア創薬

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/08/19 11:38
 東芝<6502.T>=急伸。午前11時10分時点で東証1部の上昇率トップとなっている。出来高も上位となっている。同社は18日、9月に発足する新体制を発表。社長に対する信任投票制を導入することなども明らかにした。また、同時に09年3月期から14年4~12月期までの決算の修正も発表した。これを受け、市場には目先の悪材料出尽くし感も台頭し、売り方の買い戻しも流入したようだ。

 タダノ<6395.T>=大幅高。野村証券は、同社株を新規「バイ」とし、目標株価を2500円に設定している。同証券では、「16年3月期の営業利益は円安や売価の上昇などに支えられ、前期比5%増の3期連続最高益更新が見込まれる一方、16年3月期予想PERは11倍と割安感がある」と指摘。また、16年3月期の北米と中東のエネルギー関連向け売上高は大幅減を予想しているが、北米など海外でのシェア上昇と売価上昇、米国の非エネルギー向けや国内の建設用クレーンの好調な販売がカバーし営業増益は確保できる、と予想している。

 ラクオリア創薬<4579.T>=ストップ高。同社は18日の取引終了後、同社が創出した選択的ナトリウムチャネル遮断薬の物質特許のうち、アリールアミド誘導体とピロロピリジノン誘導体が米国で特許査定を受けたことを発表、これを好感している。ナトリウムチャネル遮断薬は、テトロドトキシン感受性(TTX-S)ナトリウムチャネルに対して特異的に作用し、複数の疼痛モデル動物において、高い有効性を示すことが確認されている。心臓で重要な働きをするテトロドトキシン抵抗性(TTX-R)ナトリウムチャネルに対して良好な選択性を示すことから、副作用の少ない画期的新薬として、さまざまな疼痛状態に対する未充足の医療ニーズに応えることが期待される。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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