紙パルプ株が軒並み高、セルロースナノファイバー量産報道や原油安も追い風

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/08/14 09:53
 王子ホールディングス<3861.T>日本製紙<3863.T>中越パルプ工業<3877.T>大王製紙<3880.T>など紙パルプセクターが軒並み高に買われ、業種別値上がり率で断トツに買われている。14日付の日本経済新聞が、「製紙各社が植物由来の軽量素材であるセルロースナノファイバー(CNF)を量産する」と報じており、これが株価を刺激したかたちだ。CNFは植物繊維を細かくしたもので炭素繊維に近い強度と軽さが特長、自動車部品の軽量化などで需要が見込まれている。また、紙パルプセクターは原油安やコモディティ市況の下落によるコスト低下が意識されるほか、低PBR銘柄の宝庫であることも買いを誘導する背景となっている。

王子HDの株価は9時46分現在582円(△14円)
日本製紙の株価は9時46分現在2161円(△50円)
中越パの株価は9時46分現在223円(△19円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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