【買い】宮地エンジニアリング㈱(3431)ついに底を打った?!最終利益+620.4%が株価にどう影響するか= フェアトレード 西村剛

著者:西村剛
投稿:2015/08/10 16:24

エム・エムブリッジ㈱子会社化で一気に過去最高益更新。

■注目銘柄
宮地エンジニアリング㈱(3431)

■注目理由
日本の建設業者。本社所在地は東京都中央区、1949年に設立された。2011年に宮地鐵工所と合併。主力は鋼構造物の架設工事で、橋梁や鉄塔などに実績がある。

平成28年3月期第1四半期(平成27年4月1日~平成27年6月30日)における連結経営成績は、売上高86.3億円(前年同期比+52.9%)、営業利益3.7億円(同+28.1%)、経常利益4.1億円(同+33.7%)、親会社株主に帰属する四半期純利益19.1億円(同+620.4%)となった。平成27年4月に三菱重工グループの三菱重工鉄構エンジニアリング㈱(現・エム・エムブリッジ㈱)の株式51%を取得し連結子会社としている。当期における受注高については、技術提案力の強化、積算精度の向上、情報収集の強化など受注強化策を推進したことに加え、従来からの高難度工事に対する安全・高品質な施工技術が高く評価され受注した案件もあり、75.9億円(前年同期比+37.2%)となった。売上高については、手持ち工事の生産・施工が順調に推移したことから増収となり、損益については経営全般にわたるコスト削減に注力した結果営業利益・経常利益とも増益となった。親会社株主に帰属する四半期純利益については、エム・エムブリッジ㈱を連結子会社としたことに伴い特別利益が発生したことで大幅増益となった。
(出典:平成28年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

6日の上記決算発表に関して、16年3月期通期の連結最終利益は従来予想の8億円から22億円への2.8倍上方修正(前年同期は4.1億円)。従来の20.2%減益予想から一転して増益見込みとなり、一気に8期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
(出典:2015年8月6日 Kabutanニュース)

売上・利益面で全般的に業績好調である点は好材料、四半期純利益の大幅増益も注目したいところ。軟調傾向にあったが7月9日の159円で底を打ち、一目均衡表の基準線・転換線とも上昇しているところから上昇トレンドに入ったと見る。今後の年初来高値更新に期待だ。

直近の株価はPER6.75倍、PBR0.88倍、配当利回り0.92%となっている。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想

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