ゼロが急反騰、１６年６月期最高益更新と増配予定を好感

　ゼロ<9028.T>が急反騰で一時ストップ高。７日の取引終了後に発表した１６年６月期の連結業績予想で、売上高７６４億円（前期比１．１％減）、営業利益３８億５０００万円（同５．１％増）、純利益２３億円（同２２．４％増）と連続最高益更新を見込み、年間配当を前期の２７円５０銭から３３円６０銭に引き上げる見通しであることが好感されている。国内車両輸送事業の基盤強化や輸送付帯ビジネスの拡大を推進するほか、市場拡大が予測されるＡＳＥＡＮ諸国での自動車ビジネスを拡張することで業績拡大を図るという。
　なお、１５年６月期決算は、売上高７７２億４７００万円（前の期比１４．２％増）、営業利益３６億６２００万円（同２８．３％増）、純利益１８億７８００万円（同２４．４％増）だった。一部連結子会社の決算期変更に伴う押し上げ効果に加えて、日産自動車<7201.T>以外の輸送需要の獲得に成功したことに加えて、中古車輸出事業の拡大が寄与したという。

ゼロの株価は１３時５９分現在９４０円（△１２２円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）