ＦＣＭが大幅反発、スマホ向けコネクタなど堅調で１６年３月期業績・配当予想を上方修正

　ＦＣＭ<5758.T>が大幅反発し、一時、前日比２００円（５．１％）高の４０８５円まで買われる場面があった。２８日の取引終了後、１６年３月期の単独業績見通しについて、売上高を従来予想の２２０億円から２２１億円（前期比５．３％増）へ、営業利益を同５億３０００万円から６億５０００万円（同８．０％減）へ、純利益を同３億５０００万円から４億２０００万円（同１０．５％減）へ上方修正したことが好感されている。スマートフォン向けのコネクタ・端子類を中心に堅調な受注が継続し、当初見込みを上回る稼働状況となっていることが要因。また、業績予想の修正に伴い、従来６２円を予定していた期末一括配当を７４円（前期８３円）に引き上げるとあわせて発表しており、これも好材料視されている。
　なお、同時に発表した第１四半期（４～６月）決算は、売上高５５億３００万円（前年同期比１８．０％増）、営業利益２億６１００万円（同４．９倍）、純利益１億７２００万円（同３．８倍）だった。

ＦＣＭの株価は９時２８分現在４０１５円（△１３０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）